自分のやりたいことに素直にしたがう
時間を使って、「何がしたい」ですか?
あらためて、自問したときに、
例えば、「世界から戦争をなくしたい」という答え
だったとします。
超本気でこれを実現しようとしている人たちもいて、
そのためにはこれが必要で、そのためにはこれが必要で、そのためには。。。。
と掘り下げていき、日次レベルの行動まで落とし込めていれば、
本気だし、すごいと思いますが、凡人にはなかなか難しいです。
でも、それが本気で「自分のやりたいこと」につながるのであれば、
人は日々、頑張れるのではないでしょうか?
やるべきと感じている間は、三日坊主も起こりますが、
やりたいならば、三日坊主はありえません。
例えば、語学学習も”やるべき”と感じている間は、はかどらないですが、
英語圏の方と話したい><と思っているのならば、
案外簡単に身につくような気がします。
(私はたいしてしゃべれませんが、これは伝えたい!!と思って調べたフレーズは、不思議と頭に残っています。)
そこで、ざっくり、長期間かかるものについては、
どういう習慣を身につければ、それが実現できるかを考え、とりかかりはじめ、
短期的に実現できるものについては、タスク分解する。
そうすると、衝動的な「やりたい」と同じレベルの推進力で、
自分のやりたいことに取り組めると思います。
逆説的に、三日坊主に終わったときは、
きちんとやりたいに結び付けれていないか、ほんとうはやりたいわけでなく、
やるべきにつながってることだといえます。
何、やりたいですか?
IT統制の矛盾
何のためにITを活用するのか。
業務効率を高めるため。
IT統制。入力者と承認者を分ける。
バックアッパーをそれぞれ設けるならば、最低4名必要。
効率悪いじゃん。
こんなことしてたら、競争力なくなるよ。本当に矛盾している。制度設計した人達に食い物にされて、企業は衰退する。
私の専門ですけど、悪魔の法令のような気がしてならないです。
信じて待つ。人も、自分も。
今回、出張に同行してくれている後輩(S君、T君)とは、会社にいるときよりも、多くの話す機会があり、彼らの話を聞くたびに、3年前と比べて、知識も考え方も、実務対応も別人のように育っていて、すごく頼もしく感じています。
彼らの成長の要因は何だったんだろうと振り返って考えてみると、いつかは独り立ちしてくれると、信じて待ったことにあると思います。
当然、本人たちにやる気があったことが最大の要因かもしれませんが、海外子会社でのプレゼンや、現地ベンダーとの会議等においても、作業を早く進めるために直接手を下したのは、完全に間に合わないタイミングで2回くらいです。
また、J-SOXや内部統制に関する事項だったこともあり、経営側も中身がよくわからなかったおかげで、「早く成果を出す」というのが、求められなかったおかげでもあります。
これって何かに似てるなーと思ったのですが、子育てとすごく似ていますね。自分でようやく食事がとれるようになった頃、「はやく、はやく」と親の基準で遅いと決めつけ、急かすのではなく、少しづつの成長に喜びを感じながら、ひとつひとつできることを待ち、ひとつひとつの成長が楽しみで仕方がありませんでした。
部下(他人)もそう。子供もそう。ならば、同じ人間ですもの、自分自身の成長についても、「信じて待つ。」のが、正解なのではないでしょうか?
現在、私は40代のおっさんなのですが、やはり、残りの会社員人生とか、アクティブに動き回れる年齢とかを考えると、焦りからくる苛立ちを感じてしまうことが多々あります。
自分に焦る → 短期成果が出ない → 他のことに手を出す or おっくうになってやめる → 自己嫌悪 ・・・以下ループ
今回の出張を通じて、自分を成長させるために必要な行動(特に何かをはじめるとき)のポイントを気づきましたので、書かせていただきます。
1)スタート段階でOutcome based thinkingでは考えない
Outcome based thinkingとは、ざくっと言うと、結果をできるだけ具体的に想像して、逆算思考でMilestoneを設定することです。この年になってようやく気が付いたのですが、やったことがあることであれば、このやり方は可能ですが、経験がなければ工数は見積れませんので、初めての分野で正確に計画を立てることはできません。
ですので、計画を立てるまでの助走期間が必要で、そこでようやく準備開始できるのではないでしょうか?
2)助走期間(約3か月)は「続ける」こと”だけ”にFocusする
まず、「何か」をはじめる3か月は、成果を定義するのではなく、〇〇な人間になるには、どんな習慣を身につけたらいいだろう?と考え、毎日の生活に、その「習慣化したいこと」をスムーズに取り入れることに取り組みましょう。
そして、その「新たな習慣」をどうやったら楽しくやれるか?を考え、いろいろと試してみましょう。
人間は、そもそも変化が嫌な生き物です。楽しいこととして脳をだましてあげる必要があります。
例えば、語学学習だったら、アプリが楽しいひともいれば、映画を見るのが好きな人もいます。まずは、毎日できるサイズ(5分でも10分でも)に取り組みましょう。
2~3日すると、何もしなくなる人がいますが、だらしないのではなく、工夫が足りなかっただけです。一つの失敗に気づいたら、次の案トライしましょう。
3)3か月続いたことは、6か月後の成果を定義する
おめでとうございます。3か月続くということは、欲しかった習慣をGETしたことになりますし、必要な準備は、整ったことになります。
おそらく、3か月の間には、自分が”ノらない日”や”時間帯”など、ノリ具合がわかると思います。
万が一、「3か月ただただ苦しかったが、何とか続けることができた。」ということでしら、それは向いてないのでやめましょう。サンクコストを考えてしまうと、時間がもったいないです。
そして、それなりにノれたことをPickupして、半年後の計画を描きましょう。
いまの自分が積み木のお城をスムーズに作れなくても。
間に合わないと焦っているのは、存在しない未来の自分だけです。
信じて待つ。人も、自分も。
すごく大切なことだと思いました。
子会社副社長のポジションでサラリーマン人生を終える先輩の3つの教え
今、香港に出張中です。
この4月に退職される現地法人の副社長さんとじっくりと話をしたなかで、
サラリーマンとして41年間働いてきて、今、振り返って思うことをいろいろと
伺うことができました。
すごく仕事ができる方というわけではありませんでしたし、上下問わず、よくケンカをされる方で、また頑固な方でもありました。
正直、社内には、「あいつのことは嫌いだ。」「仕事できねぇくせに偉そうに」という人も多くいました。
しかし私は、
① 役員クラスで唯一、現地スタッフと日本のスタッフを対等に扱う
② 基本的には上機嫌
③ 喧嘩しても後腐れはない
ことから、親しくしてきた方でした。
この愛すべき先輩とBarで飲みながら話していて、成功するための教えでも、金持ちになるための教えでもなく、幸せな時間を過ごすためのポイントを3つ教えていただいたので、残しておきたいと思います。
1)月5万円の副収入を持て
とんでもない贅沢以外であれば、やってみたいことのほとんどが月5万円あれば実現できるもんだよ。例えば、海外旅行なら、5万円あれば、東南アジアなら十分いろいろなところを見て回れるよ。
おすすめは、何でもいいから副収入でその5万円を稼ぐということだね。そのために何をやるのか?自分で考えて、自分で試して、自分で実現する。そういうことが必要だったと今は思ってる。
おそらく、ほとんどの方は、サラリーマン人生を歩まれていると思います。自分もずっとそうでした。そしておそらくは、もらっている給与の金額で、生活水準が決まっていらっしゃると思います。そうすると、今の生活で必要なもの、必要な余暇を確保すると考えた場合、その給与から5万円を捻出するのは消耗に近い感覚だと思います。
なので、やってみたかった事に給与から、お金を回すのではなく、副業からお金を回すのだと決めることで、副業の継続に動機を加えて、副業をやることで、学ぶということを薦められたのだと思います。
2)何事も投資。ポートフォリオを組んで、リスク回避すべし
財務の仕事を長くやってきて、つくづく思うのは、あらゆることが投資なんだということに気づいてない人が多いってことなんだよね。
会社で働くっていうのは、時間を投資して、成長と給与をリターンとして受け取ってるってことなんだよ。自分の時間を投資しているし、投資効率を高めるために、一生懸命生産性をあげる努力をしなきゃいけない。
昇進したくて長時間働いている子もいるけど、給料アップが目的なら、投資信託とか、FXとか、株とかやればいい。1万円でも手堅いものからすぐにでも始めるべき。金は金に集めてもらえばいいんだよ。
なぜなら、時間という資産は、一番貴重な資産だからね。
ただで手に入ると思ってるかもしれないけど、どう使おうと確実に減っていく資産だってことをよく理解したほうがいい。
端的にいうと、時間をどう使うか?ということを大切に考えるべきであり、お金を稼ぎたいのであれば、時間を使うのではなく、お金を使うべきであり、金融商品の勉強をしろということです。
”金融商品(投資)は怖い”とか、”FXはギャンブル”だとかいう、世間の声やイメージがありますが、やってみて勉強すれば、そんなことありません。
まあ、ハイリスクハイリターン狙いのギャンブル的手法もありますが、それは手法がギャンブル的であって、本質がギャンブル的なのではありません。
また、ここでは、お金の話だけではなく、女性との付き合い方や、仕事の仕方、旅行の仕方など、いろいろなことでの”分散投資”の仕方を教えていただいたのですが、それは別の機会に書きたいと思います。
3)一番の後悔は、大事なことに気づくのが遅かったってこと
今、もうすぐ退職というこの時期に、後悔することは何もないかと聞かれたら、基本的には無いよ。でも、あえて挙げるとするならば、”もっと若いうちに大事なことに気づいていれば…”ということかな。
仕事で一番大事なことは、売上を作ることでも、利益を稼ぐためにコストカットすることでもなく、人を育てることであり、誰かに貢献することだったと思う。
育てるために勉強し、実行し、議論していたのに、十分にはできなかったと思う。
愛すべき先輩は、今回僕らを育てようとして、このような話をしてくださったのだと思います。そして先輩は、人を育てようとしているのか、そうではないのか、セルフチェックする方法を教えてくださいました。
暴力を使うやつは、育てる動機が自分のためだよ。
さるかに合戦でもそうだろ?カニは柿の木をはやく育てたいから、育たないとハサミでちょん切るぞといって、柿の木を早く育てたけど、自分が早く実を食べたかったからであり、柿の木のためじゃない。
暴力的な手法(怒鳴りつけることや、不機嫌になることも含む)は、自分のエゴが動機。
だから、「お前のためだ。」と言いながら、暴力的な指導をする人は、自分のためなら、人を踏みつぶしても平気な人だから、そうはならないようにしろよ。
今回はすごく勉強になりました。なんかまじめな話ばっかりのっけてしまいましたが、本当は、世界各国の風俗事情だとか、不倫ではない女性との疑似恋愛の仕方だとか、60超えた人と話すような内容ではないようなこともいろいろ伺ったのですが、それもまたの機会にしたいと思います。
今回、このBlogを書き始めて初めての2000文字超えでした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が心に刺さる話(ネタバレ含む)
みなさんこんにちは!
現在、出張で香港に来ています。
香港は日中外を出歩くときは、湿度も気温も高くて、この時期だともはや夏のようなのですが、エアコンの設定温度がどの店も低く、パーカーや薄手のカーディガンを1枚もっていないと、寒くて耐えられないという街です(笑)
今回、JALで香港に来る際に、機内エンターテーメントで映画「ローグ・ワン/スター。ウォーズ・ストーリー」を見ました。
あらすじを丁寧かつ詳細に説明していらっしゃるサイトは、いくらでもあるので、私は、この映画を見て、心に刺さったことを書こうと思います
1.帝国軍って…会社っぽいやん
まずは、これ。デス・スターの建造をめぐって、ターキン提督は、デス・スター計画のプロジェクトマネージャーである高級将校のオーソンに対して、開発遅延についてのプレッシャーを与えます。
「これ以上の失敗は許されんぞ」
「皇帝(社長)にどう説明するんだ!」
こうやってPMにプレッシャーを与えるだけが役割の部長って、会社にもいませんか?
また、デス・スターによる惑星破壊実験(今回は、1都市のみ)が成功した途端に、ターキン提督とオーソンの成果の主張対決スタート。これも会社で良く見かける光景です。しかしながら、ここには、上層部に媚びへつらいながら、権限を手に入れる凡人の闘い方のヒントが描かれています。
オーソン高級将校は、実験の成功を通じて「私の手柄だ」と強く主張をしはじめます。しかしながら、ターキン提督は、「これまでの失敗を許してくださった皇帝の忍耐が、素晴らしい結果を生んだ」と報告する。と返すのです。
この一言、しびれますね。これがさらっといえるレベルのへりくだりスキルを持つ凡人こそが、凡人なのに権限を手に入れていくことができるのだと思いました。(まあ、ターキン提督は”凡人”とはちょっとちがい、会社でいうと専務クラスではあるのですが。
2.主要キャスト、全員死亡
今回のストーリーの主役側は、全滅エンドです。現実的です。
スーパーヒーローが、最悪中の最悪の状況を持ち前のパワーで解決し、円満解決する作品とは全然違います。
当事者意識を持ったチームが一丸となって、それぞれの才能を活かして、目標を達成する。が、全員死亡です。
3.中国俳優2名大活躍、ビジネス的配慮さすがです
主人公たちを助け、そこから行動を共にする2人を中国人俳優が演じています。
桃太郎でいうところの犬と猿ですね。
しかし、この2人仲はよいので、犬とキジということにしておきます。
そして、この2名が必要以上にキーパーソンとなった背景に、中国市場を意識した素晴らしいビジネス戦略が垣間見えます。
これらを踏まえて、映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は、超現実的なファンタジーだと思いましたし、会社組織のクソみたいなところは、世界共通なのだろうなとも思いました。
大企業的統制の行き届いた「帝国」に立ち向かうために、劣勢である中堅企業の「反乱軍」は、「機会」を察知しても、結局”何もしない”選択を評議会でしてしまいます。
これに立ち向かって、「世界を変える」きっかけを作るのは、「即席で結成されたベンチャー企業であるローグワン・チーム」と当事者意識のある「反乱軍」役員の個人的支援です。
誰しも「ローグワン」チーム側に居たいと思いますが、実際は、帝国的な行動をするもんですよね。
ゆっくりと話す効果
今日は次女の入学式のため、有給休暇を取ったものの、式は午後スタートだったので、午前中久々に落ち着いて話をしました。
最近、次女は話すスピードがすごくゆっくりになったので、何故なのかきいてみると、素晴らしい理由が3つあったので、共有します。あいつ、すげ~。
1.早口は怒ったように聞こえる。怒ってなくても。
元々、うちの家系は、マシンガントークの家系です。とにかく大きな声で、矢継ぎ早に話をします。
それだけでも、人によっては、イライラして話してると受け取ることも有り得るので、ゆっくり話すように意識しているそう。
2.誰かと話すとき、発した言葉数は多くなくていい
たくさんしゃべろうとも、言葉数が少なかろうとも、伝わる量はそんなに変わらない。ならば、100言って10よりも、10で10伝わるようになった方が良くない?
たくさん発しても、疲れる割には相手に届かない。だって相手が受け取れるか考える余裕ないでしょ?
説教されてる気分です。
3.ゆっくり返事すると、相手を落ち着かせる事ができる
一番のメリットはこれみたいです。
勉強になりますね。