30前後の人たちに伝えたいこと
人の考え方や、価値観、情熱、倫理観は、行動に現れる。だから、成功するためには、正しい考え方をして、成功を引き寄せるんだ!みたいな話はウンザリ。
しかしながら、40を超えて、特段何の資格も持たないにもかかわらず、内部監査という利益と直結しない部門での転職を成功させることが出来た裏には、ある心構えがあると思うので、それを書いて行きたい。
収入は最下限を提示したのみ
収入がいくら必要か。これは、最重要なものではないものの、心配になるところ。
私は、○○○万円は、最低でもなければならない。と言うことだけを先に提示して、話を進めた。なぜならば、こんなもんは交渉する意味が無いからだ。
会社側には、出せるラインがある。いくらでも出せるくらい儲かっている会社ならば、超絶エリートを雇えば良いだけになるけど、そんな会社なんてあり得えない。だから、給与交渉は制約条件を提示するイメージとなる。
会社側の制約条件は見えないので、こちら側の制約条件を伝え、それ以下を望むなら話は無し。
面接のときに考えたこと
面接はオーディションみたいなものだ。合う合わないがある。落とされたからといって、人格を否定された訳じゃない。
経験やスキル、パーソナリティが「合わない」と判断されるだけ。
だから、必要以上にへりくだる必要はないし、偉そうにする必要もない。
相手が何に困っているのかを理解する事に注力すればいい。
どうせ卓越した成果を出すのならば、自分が得意なことじゃなきゃ出せない。
どんな課題があるのか?いつまでに解決したいのか?やり方がわからないのか、やり手が足りないのか?
丁寧にヒアリングすれば、いくらでもヒントは拾える。
拾い上げたヒントを集めて、あなたは○○に困っていますか?もし私なら、こういう解決ができると感じていますが、いかがでしょうか?
法人営業と同じだ。
相手の時間を浪費させない
もし、相手の課題と自分の経験やスキルが合わない場合は、すぐに伝えるべきだ。時間の無駄になる。
また、せっかく面談しているのだから、自分の視点からの解決策を相手に伝えればいい。
そうすれば、相手の時間は無駄にならない。
思いやりってやつだ。
利己利他
昔から自己中はダメだ。空気を読め。遠慮しろと育てられたが、こんな教えは守ってはいけない。相手の人生を尊重できるのは、自分の人生も尊重しているやつだけだ。
自分を押し殺して、または、背伸びして転職しても、相手も機会損失だし、自分も苦しい。意味がない。
考えるべきは、私はあなたを理解し、何かを提供したい。ちなみに私は○○を欲しているが、どうか?ということだ。
これは交渉ではなく、コミュニケーションにすぎない。
ちなみに給与の増額要求はしたよー
これも、交渉はしていない。
初回提示金額に対して、会社側の提示金額は理解しました。現職の金額まで戻すのに、どれくらいかかるのか?
家族の理解を得るために、詳しく確認させてもらった。
会社側に余裕があれば、歩み寄ってくれる。
なんだかんだでコミュニケーション
自分を貴重に見せよう。魅力的に見せよう。交渉を有利に進めよう。得しよう。なんて考えても、長い目でみたら、無駄だ。
相手を理解しよう。時間を有意義にしよう。自分の意志も伝えよう。
これ、30歳の時に気づいときたかったなー
ので、アラサー世代の人に読んで欲しい。