小さな爽快感に敏感になるべし
部下を見ていて思う。
彼らの将来は明るい。隣の芝生が青く見えているということではない。
今の30代の考え方は、希望に満ちているようにしか思えないのだ。
我々氷河期世代は、根源に「不安」を植え付けられている。昭和マネジメントどっぷりの頃に社会に出て、奴隷のように上司の言うがままに動くことが当然だし、努力・根性・気合ですべてを解決するようにプログラミングされたかのようだ。
私は幸い、複数の転職を通じ、氷河期世代にしてはふらふらとした価値観を形成することができているが、上手く行ってない時に、「努力が足りない」とか、やっぱり考えてしまう。
努力・根性・気合の効果について、完全否定するつもりはない。そのパワーは十分に理解している。ただ、これらはあくまでboosterであり、ここぞの時しか使えないのだ。
スーパー戦隊も必殺技はとどめを刺す時にしか使わない。
では、我々氷河期世代といわゆるミレニアル世代との大きな違いは何か?というと、不安の少なさ、爽快感に敏感、フットワークの軽さにある。
冷静に考えれば、彼らが正しいのはわかる。仕事は金儲けの手段ではある一面を持ちながら、社会貢献への手段でもある。
氷河期世代は、これに出世ってやつをくっつける。
しかし、今や出世ってやつは、費用対効果が悪い。会社に滅私奉公して、課長になって、馬車馬のように働いて部長になって、10年で役職定年。収入の差は、累積で3000万円程度。ならば、年間300万の副業をしたほうが良い。
おっしゃるとおり。
私達は、小さな爽快感を敏感に見つけ、シェアしあいながらご機嫌に生きた方が良いのだ