Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

もしもこんな戦隊ものがあったら

仮面ライダースーパー戦隊シリーズは、まるで水戸黄門大岡越前のように、ストーリーのパターン化、勧善懲悪、悪と戦い、悪を討つ!という様式美でできている。

 

実は、これが日本人のいわゆる「下手な奴」を量産している理由なのでは無いだろうか?

私の幼いころは、これに加えて、ドラゴンボール北斗の拳キン肉マンなど漫画でも同じようなストーリーを叩き込まれた。

 

だからこそ私達は正義感を履き違え、悪を見つけると(正確には、悪だと思う相手を見つけると)戦わずにはいられなくなるのでは無いだろうか。

 

例えば、部下の手柄を横取りして、昇進していく上司がいるとしよう。ドラマとしては、その上司の隙をぬって悪事の証拠をかき集め、その上の上司に直談判して、失脚を狙う。みたいなところだろう。懲らしめるのである。

だが、現実は悪事なんてやってないし、やってたとしても、その上の上司の悪口を言っているくらいのものだ。

 

ここで、スーパー戦隊登場!

レッドは、あなたと面談し、これまでのキャリアとあなた自身の性格や価値観、考え方の傾向から、あなたの長所を特定し、その長所の伸ばし方を教えてくれた。

次にブルーとグリーンは、あなたの数日過ごし、どのように発信をすることが、あなたという存在を上手く表現できるかレクチャーしてくれた。

最後にイエローとピンクは、様々なWeb媒体を紹介して、お金をかけずに人々と繋がる方法を示してくれた。

1年後、あなたは月収と同額を副業で稼げるようになり、その会社を辞める。

悪はなくならない。ただ、主人公は嫌な職場を去ることができたのだ!

 

エンターテイメントとしては、何の面白みも無さそうだが、知略を駆使して闘いを避けたり、敵を欺いて自滅させたりする主人公がこれからの時代に必要ではないだろうか。

 

特に子供番組に。

「正しく生きようと思うな。君の正義は絶対ではない。相手には相手の事情があるのだ。

まずは対話して、政治的な解決の手段を探るのだ。もし合意にいたらなければ、経済制裁で国力を削ぎ落とすのだ!」

みたいな。

 

少なくとも、戦争放棄してるから!って言ってれば、頭を使わずとも戦争回避できると勘違いしてるような阿呆は減らすことができるように思う。