Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

日本を沈没させようとする奴ら

今日はこの記事について、書く。

「だから日本は少子化だ」三菱UFJモルガンから休職命令を受けた幹部が激白 | BUSINESS INSIDER JAPAN

 最悪の事故。しかし、真実はどうなのか?

このような事件が発生した場合、会社はどのように対応すべきか?

 

対応が遅れれば遅れるほど、この会社だけではなく、日本企業全体に悪影響が現れる。

 

私がもし経営者であれば、早急にコンプライアンス委員会を開き、この記事に登場する被害者の直属上司と、人事担当者を面談し、事情説明をさせる。

 

おそらくは、言い訳をするだろう。被害者との言い分は、全く異なるはず。しかし、この段階では、どちらが正しいかの判断は出来ない。

 

次の手としては、社内メールの過去ログを収集し、どちらの主張に矛盾があるかを紐解いていく。

人の根っこはさほど変わらない

次に、この直属上司の経歴や人物評を収集。

被害者の主張通り、この被害者が優秀な部下で、そのような人材が排除されようとするケースの場合、要因は、上司の嫉妬か、そもそも問題のある社員であったかのいずれかのケースに落ち着く。

つまり、人物評がわかれば、答えは自ずと見えてくるのだ。

そもそも、計画外で部下が辞めてしまうマネージャーというのは、会社からしてみれば、迷惑な人間でしかない。というのも、その人の部下にさえしなければ、立派な業績をあげていたかも知れない人材を、みすみすこぼしてしまう行為だし、採用にもコストがかかってるし。

よって、そもそも計画外退職者が出るマネージャーというのは、マネージャー失格なのだ。

さらに、そのマネージャーの過去の経歴を確認し、何人もの部下を潰しているようなマネージャーであれば、嫉妬による排除をしている可能性が高く、会社はとんでもない被害を被っていることになる。

原因を特定したら、処分して開示

まず、大前提として、如何なる事情があろうとも、この被害者の直属上司と、人事担当者は、降格か減俸という処分が打倒だろう。

まあ、縁故採用とかなんとかで、切るに切れない人間なのかも知れないが、会社ひいては日本企業全体のイメージを貶めてしまった以上、「会社の基本的価値観とは異なった対応をした」と社外に説明するしかない。

コミュニケーションが重要

例えば、私の空想が大ビンゴで、優秀な部下に嫉妬し、ここぞとばかりに排除に向かった人間であったとするならば、本当は即解雇し、訴追しても良いくらいだ。

恐らくそれくらいのダメージを会社は受けている。

しかしだ。

再起のチャンスを与える余地はある。

このような人物は、再度マネージャーとして登用するのは難しいが、ワーカーとして働かせれば活きる可能性はある。

なので、いったんの降格であり、成績を残せば、再起の可能性はあるのだ。と、誰かが導く必要がある。希望がなければ、破壊行為に走り始める可能性もあるからだ。これを納得させるには、かなり高いコミュニケーション能力が必要だ。

高いコミュニケーション能力とは、理解する力

高いコミュニケーション能力というと、言いくるめる能力と勘違いする人がいるが、全く逆である。

相手の最大の理解者になり、相手にもそう思わせた上で、意見を伝えれば、絶対に伝わるものだからである。

今回のケースの場合、まずは、これは誤解である系の主張がはじまり、次に仕方がなかった系の言い訳が来て、最後は何で俺だけとか、会社はそもそも論がはじまると思う。

全部付き合って、言い分を聞いてみればいい。助かりたい一心で発言しているので、矛盾だらけの説明になる。

そこを指摘しても仕方がないので、「今後どうしたいのか」を聞くべきであろう。

そうすると、きっと綺麗事を並べてくる。そういうものだ。

そうしたら、じゃあそれを実現して、再起しようと促せば良い。

甘いか?知ったこっちゃない。

企業は裁判所でなければ、警察でもないし、厚生施設でもない。企業がやらなければならないのは、顧客を生み出す事だけだ。

失敗に学び、顧客に還元し、新たな顧客を呼び込む。その繰り返しなのだ。

処分は必要だが、排除したら、損失しか残らない。

出した損失分は補ってもらわないと、合わないのだ。

さて、結果はどうなるか?興味深い。ただ、こんなニュースが続くならば、日本企業は優秀な人材を採れなくなり、国際競争から置いてきぼりをくらうだろう。