Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

価値観と行動のズレ(パート2)

前回の記事で貧しくなる価値観を持ってしまった場合、すり替えをする。と書いたが、貧しくなるではなく、不幸せになる価値観の誤りだ。

 

貧しさは不幸せとイコールではないので、訂正。どんなに経済的に裕福でも、不幸せな人はいるし、逆に、経済的に豊かとは言い難くても、幸せな人はいる。

 

では、不幸せになる価値観というのは、どういうものかと言うと、

  1. 刷り込まれた他人の価値観
  2. 逆境のヒーロー的価値観
  3. ゛いつか○○になる゛価値観

だ。

 

刷り込まれた他人の価値観

両親や学校の先生というのは、私たちの価値観に大きな影響を与える。そして、しばしば彼らは自分が確かめた事もないおとぎ話を刷り込んでくる。

 

素直な私達は、周りの顔色を伺って、目上の人に従順で、一生懸命頑張ればいつかは報われると思っている。

 

気がつかなければならないのは、それは自分が望んだ人生ではなく、両親や学校の先生が「こうしたらよかったんじゃないの?」とさらっと考えた浅いアイデアでしかない。ということだ。

 

アラフォー世代なら、ファミコンが世に出て、ゲームばっかりせずに勉強しろと怒られた事があるだろう。

 

しかし、ゲーム好きを貫いて、プロゲーマーになってる人や、プレイ動画、雑誌編集者、ゲーム開発者になってる人もいるわけで、両親の処世訓が真理であったとは言い難い。

 

今あなたが大切だと思っていることは、なぜそうなのかを考えて欲しい。

 

理由が明確ならば、それは借り物の可能性がある。

 

逆境のヒーロー的価値観

夏休みに宿題を最終日に一気にやりきったり、定期テストを一夜漬けで乗り切ったりした経験からか、自分をいったん逆境に追い込もうとする人達や、人生を賭ける事を勧める人達がいる。背水の陣を敷くってやつだ。

 

しかし、本当の至高は、背水の陣を敷くことではなく、戦が起こらない事だ。

 

逆境のヒーロー的価値観を持っている人は、不思議なことに自らを苦しい立場に持って行こう持って行こうとしてしまう人が多い。

 

゛いつか○○になる゛価値観

これが最悪である。刷り込まれた他人の価値観に沿った、借り物の姿になるために、いったん自分を逆境においこんで、いつか○○になる!とか最悪なのだ。

 

そもそも、いつか○○になる!は、実現しない。冷静に考えれば分かる話だ。

いつか禁煙する。といってる人は、まだ何もしていない。

いつか金持ちになる。といってる人は、貧乏だ。

いつかダイエットする!といってる人は、沢山ご飯を食べて、運動が嫌いだ。

 

価値観とは、今、○○してると、ちょっと気分が良い。の積み重ねなのだ。

 

すり替えとは?

ではこれらの価値観を持っている人は、どうすれば良いかと言うと、これらの価値観を行動にすり替えるのだ。

 

ポイントは、

「今、私が○○ならば、無理なくできる行動はなにか?」

と考え、それを実行してみることだ。

 

弱者に優しくありたい=電車で席を譲れ

金を稼ぎたい=貯蓄目標と投資について勉強しろ

モテたい=異性と話せ

社会に貢献したい=ゴミを拾え

 

時間もお金もさほどかからない行動をやってみて、プチ幸せを感じれなければ、それはあなたの価値観ではないし、それを続けても、幸せにはなれない。

 

価値観を行動にすり替えれば、気付く事ができるし、自分の行動が幸せにつながっているかも、検証する事が出来る。

 

パチンコをやっている人で、勝っても負けても嬉しいならば、それをやればいい。その人はパチンコをする事自体が好きなのだ。

 

勝ったら嬉しいが、負けたら嫌だ。というひとは、お金が欲しいのだろう。

 

であれば、時間+投資資金を考えた場合、ギャンブルの非効率性に気付く必要がある。

 

人生は短い。価値観に合わない事をやってる余裕なんて、本当は誰にも無いはずだ。

プチ幸せを感じることを最優先するべきだ。