理由なく好きを求めるのが正しい
人生とは、時間である。
であるならば、人生とはビーカーに溜まる水のようなものだ。
どんな時間の過ごし方をしたかによって、その色や性質は変わる。
酸性度が高い時間の過ごし方をした時期が長ければ、アルカリ性の高い時間の過ごし方をして、中和するもよし、酸性度をどんどん高めていくもよし。
しかしながら、何が酸性で、何がアルカリ性なのか、知る方法がない。
理由はないけど好きが正しい
数学者が求めるようなアルゴリズムは導き出せないが、人の「理由はないけど好き」は、最善手である。
例えば、絵を描くのが理由もなく好きな人は、絵を描き続けるべきなのだ。
絵で飯を食うのは難しいのかも知れないが、生活の為に働きながら絵を描く事は出来る。
いつかそれが日の目を見て仕事になることもあるかも知れないが、求めるのはそこじゃない。
「好きなことをやり続けた時間」は、あなたの人生を彩る。
酸性なのかアルカリ性なのかはわからないが、あなたを有りたい姿に導く。
まだ何もない人
理由もなく好きなことなんてない。金儲けしたい。金が好きだ。という人もいるかも知れないが、ちょっと落ち着こう。
金は、価値を交換するための道具だ。いわゆる、穴を開けたい時のドリルと同じで、何かが欲しいから、金を求めているだけなのだ。
そしてその欲しい何かを特定出来れば、金を使わずとも手に入れることができる。
ちょっと興味があることをやってみよう。ちょっとこだわってもいいかなーと思う事にこだわってみよう。
入浴剤にこだわる。コーヒーにこだわる。石鹸にこだわる。
自分の過ごす時間が少しだけ、豊かになったと感じれれば、その道を進めばいい。
諸行無常
全ての存在は、常に変化している。10分前までのあなたと、今のあなたは完全に一致していない。
であれば、1年前の友人と今日の友人は、ほとんど別人のようなものだ。
何も拘らず、何も考えず、ただ流されるままの1年と、ちょっだけコーヒーの味の違いがわかるようになった1年は、さほど差がないように見えて、実は大きな差が生まれている。
今、この一瞬を理想的に生きる
続かなくていい。電車で席を譲ってみよう。落ちているゴミを拾おう。子供を怒鳴らずに諭そう。イライラせずに、まあ仕方ないと受け入れよう。
今の自分、結構好きだな。
そう思える瞬間を増やして行こう。怠けたい時は怠ければいい。
自分がカッコイイと思える生き方、反応のパターンを知っていこう。