いわゆる「自己啓発」は子どもだまし
40を超えて振り返ると、私は多くの自己啓発本をこれまで読んできたのだが、個人としての成長には、さほど影響がなかったと思う。
結局は、フォーカルポイント、7つの習慣、GTDの3冊くらいかな。役にたったというか、行動まで影響を受けたのは。
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しかし、いずれにしても言えるのは、現実の整理の仕方が素晴らしいだけで、必読という訳ではない。賢い高校生なら、受験勉強を通じて、十分に身につけてしまえる程度の事だ。
つまり、自己啓発が必要な大人は、受験勉強をちゃんとせずに大人になってしまった人達だけである。といっても、過言ではない。
心を落ち着かせて、自己対話すれば、何をしたいのか?何をすべきかって、たいてい気付いているものだ。
自己対話をしていないと、○○すべき!が、明後日の方向に向かってるから気をつけないといけないが。
この「子どもだまし」の手口は、生き方、考え方と、金儲けが一緒くたになって語られる。正しく生きれば、金銭的に成功できる!とか、どんなファンタジーだよ(笑)
最近、Facebookで自己啓発ってる人のメルマガを購読し始めたのだが、2回目で読むのを止めてしまった。
○○するだけで○○○を実現する音声講座、今なら2万円!とか、いらんちゅうねん。
騙されてるひと、むっちゃいるんだろうなー
具体的実務に対する実務的なノウハウしか、値段つける価値無いと思う。なぜなら、実務的ノウハウって、ある「場」で、複数人の実務家が、暗黙知を持ち寄り対話を通じて生み出したコンセプトやらノウハウだから、再現性がある可能性が高いし、活用出来る場面が確実に存在する。
引き寄せの法則とか、信じるか信じないかはあなた次第です。
の世界でしかないから。
私は、目に見えないものを信じない派ではなく、むしろ、信じるほうだ。
故に、ファンタジーをさもノウハウのように売り歩く人間がだんだん嫌になってきたのだ。
あ、でも、こういう系はありだ。
ノウハウがある。
なんか書評ブログかのようになってきたが、最後にまとめると、
- 自己啓発やりすぎに注意
- 自己啓発ってるときは、高校生レベルにとどまってると思え
- 実務的ノウハウは学ぶべし
- 自らの行動で気付き、暗黙知を蓄えよ
- 対話でコンセプトをつくれ
- でも、それ、高値で売るな。詐欺やぞ。
という事が言いたかった年末でした。