貴乃花親方落選に思うこと
とても日本的な結末だ。
誠実性や倫理観なんて、全く重要じゃない。
組織の輪を乱すものは、弾き出される。
だからといって、貴乃花親方を全面支持出来るかと言えば、それも違う。
政治が最優先される世の中を変えるためにも、政治的な立ち回りは必要なのだ。残念だけど。
捨て石になる覚悟が必要
今回、貴乃花親方は1票か2票しかとれない覚悟で理事選に出たそうだ。
潔いという世間からの評価は得られるかも知れないが、相撲協会を変えることは出来なさそうだ。
つまり、大儀の為に信念を曲げる事は出来なかったという事だ。
たぶん、貴乃花親方は正しいのだろう。しかし、無力なのだ。
ホリエモンと同じように
昔、Livedoorが球団を買収しようとしたとき、ホリエモンは正論をいっていたが、球団を持つことは出来なかった。
この違いは何かというと、政治的画策をしたかどうか?という事ではないだろうか?
気がつけば、Livedoorは粉飾決算でチリヂリバラバラに解体され、ホリエモンは投獄された。
しかし、東芝も日産も神戸製鋼もスバルも、投獄される人間なんて出ていない。
当たり前にでっち上げ
貴乃花親方には、スキャンダルなんて起きなそうだが、敵は相撲協会。政治的な策略を何か仕掛けるだろう。
それがでっち上げだろうが、マスコミは飛びつくだろう。彼らには誠実性も倫理観も、信念も何もない。嘘でもなんでも、平気で書くし、報道しない自由を上手く使い分ける。
まともにやったら負けだ
正義の面を被って、あることないことでっち上げ、問題が起きたらひたすら隠す。そんなマスコミや政治屋と正面から戦っても勝てない。潰される。
プライドを捨てて、ヘラヘラしながら、基盤が固まるのを待つしかない。
大儀の為に魂を売れるかが、とても大切だろう。