公的資格は必要だ
私は、資格なんて糞だなと。思っていました。資格ビジネスだろと。そんなもんだろと。
だがしかし、公的機関や監査法人、コンサルなどと共に働くと、糞だけど無いと困るなぁという結論に達しております。
資格=能力の証明ではない
もちろん、中小企業診断士を持ってるけれど、能力のないコンサルタントは山ほどいます。
内部監査の実務を10年近くやっていると、監査実務はそれなりに掘り下げているので、公認内部監査人を持っていても、監査人としては、ダメダメだなーと思う人に、かなりの確率で出会います。
だから、資格を持っているから凄い!という事はありません。
資格=ゴールド免許
何が近いかなーと考えたら、ゴールド免許が一番近いかも知れません。
ゴールド免許の所持者は、みんな安全運転・違反しない!なんてことはありません。捕まってはいないですけど。
ずっーとペーパードライバーでほとんど運転してない人も、ゴールド免許は貰えます。
でも、自動車保険をかけるとき、ゴールド免許の人は保険料が安くなりますが、ブルーの免許の人は、安くなりません。どれだけたくさん運転し、安全運転ができる人でも、言いがかりのような一時停止義務違反や、時間帯一方通行違反などであっても、ゴールド免許がとれず、保険料は高いままです。
成果は出せるのに外される
残念ながら、私はまだ、たかだかアラフォーで、東証2部メーカーの課長止まりだった平凡な職歴しかなく、資格も無いので、専門家やコンサルタントの入る経営戦略会議には入れません。
経営陣の意向もポイントが押さえきれない程度の股聞きしか出来ず、悔しい状況です。
まあ、成果をあげていけば、そのうち状況は変わるのでしょうが、時間がかかる。
今更ながら、資格を持っていれば、遠回りを防げたのになーと思います。
どーせやるならちゃんとやり、とれる資格はとっとこう
これからますます技術は進み、労働力の機械化が進んでいくでしょう。監査なんてものも、ツールだけで充分になるのかも知れません。
では、全ての会社がシステム投資をするわけではありませんので、生き残る仕事にはなると思います。
しかしながら、監査に関わらず、人あまりの時はきっと訪れます。
そうなったとき、スキルよりも資格。実力よりタイトル。がフィルターになるでしょう。
あなたの仕事が何かはわかりませんが、「実力があれば資格なんて要らない」とか、「資格ホルダーなんか使えない」なんていう市場の声に惑わされず、目の前の仕事を懸命にやり、関連する資格をとっておきましょう。