経営に戦略を使うのが古くなる時代
バブル入社組以上の老害世代には馴染みの、事業を軍事用語で語る時代(戦略とか戦術とか)がいよいよレガシーとなる時期が訪れている。
例えば、戦略に沿った組織を作り、規程を整備し、取締役の職務の執行を補助する体制…とか、もはや使い物にならなくなる。
主役は組織からチームへ
知識労働者の生産性は、人により100倍も1000倍も違う。生み出せる人間は生み出せるが、生み出せない人間は、何も生み出せない時代。組織ではもはや勝負にならないのだ。
そして、この流れはもはや国で止められるわけではない。管理なんて出来ない。
しかしながら、個人の力には限界がある。苦手な分野ってやつが絶対にあるからだ。
そこで必要なのはチームだ。
これからは生産性の高いチームが生めるかどうかが、発展の決め手になるだろう。
生産性の高いチームに必要なこと
前々から思っていた事ではあるが、生産性の高いチームに必要なのは、
- 人に対する深い理解
- 尊敬
- コミット
- 承認・感謝
だ。
この4つが備わる事で、メンバーは全力で強みを発揮できる。弱みを安心して見せることができる。そして、会社では役に立つとは思えなかった才能を、仕事で生かす事が出来るようになるのだ。
例えば、プライベートでサークルを率いてキャンプにいったりしてたデザイナーが、新製品開発プロジェクトのリーダーをやることもあるだろう。そう。強みが総動員されるのだ。
経営者とは?上司とはら?
恐らく、チーム主体での事業推進体制になると、経営者の仕事は何かあるのだろうか?
それは、ある。
目的というか目指す姿を描くことだ。
それは、何かを実現するための手伝いは出来るけれども、○○を生み出したいと思い描くことは、誰にも変われないことだからだ。