欲無いって良くない
昔ある男がこういった。
「俺、金にも物にも興味がなくて、生活の為に働かなくても良い世の中を作りたいんたまよね。」
そして彼は会社を辞め、投資と投資用のツールの開発と販売で生計を立て始めた。
無論、稼げないから月々の生活コストはとても低い。目標達成の為にそうしているのだと思っていたが、単にその生活で満足しているだけだった。
あれからもう7年
そいつは、まだ理論上でしか勝てないツールを開発・販売し続けているようだ。
もちろん、その間生活出来ているからすごいねと思うが、糞みたいだねとも思うのだ。
なぜなら、その男は、どちらかと言うと優秀な男だったので、まともに働いていれば、もっと多くの人の役にたったと思うのだ。
有望な若手から、起業家へ。
で、自己満足して終了。
「俺には欲がないから、今の生活も苦にならない。十分だ」というのは、嘘偽りなかったなと思う。
昨日、
「自分、物欲が無いので、衣食住さえ確保していたら、あとは時間もお金もプロダクトを作る事に集中させたくて。世界で唯一という物を生み出したいんです。」
といってる若者と話したが、彼はお金を稼ぐ事にあまり興味がなく、でも成果を出す事にはとても意欲的で、必要だと思ったからプログラミングも語学も独学で身に付けていて、欲って要るよねと思ったので。