意味のあるコミュニケーション
内部監査をしていると、様々な部門の役職者とコミュニケーションをとる機会が多いのですが、コミュニケーションを取れば取るほど、スパイラルアップしていく人と、全く意味のない人の両方に別れます。
その会社においてどちらが出世するのかはわかりませんが、成功するのは、前者です。
建設的なコミュニケーションの特徴
こう書くと凄い事のように見えますが、そうでもなく、彼らのコミュニケーションの特徴は、「問題が何で、どうやってそれを解決するか?」のヒントになるような材料を集めようとするところにあります。
こちらが何を見て、どの基準に照らして判断したのかを、理解しようとします。
なぜなら、事実に基づく情報が貴重であることを良く理解しているからです。
情報を集めなければ戦略的な行動は出来ません。行き当たりばったりマネジメントでは、効率的に勝つことはできないからです。
意味が無いパターン
意味のないコミュニケーションスタイルとは、どういうものでしょう。
それは、情報に基づいて考える事をしない前提でのコミュニケーションです。
それは、○○だから仕方ない。わかってはいるけど。理想的にはそうだね。僕には合わない。
はあ。そうですか。
もういいです。
戦略と計画の違い
戦略と計画の違いは何かというと、情報を集めてから考えるのが戦略で、ゴールを決めた後、情報を集めるのが計画だと言われています。
つまり、正しい目的地をかける為に考えるのが戦略。
目的地設定した後に、経路を考えるのが計画です。
どちらが正しいとかいうものではなく、適用するタイミングがそもそも違います。
目的地が明確に決まっているのであれば、計画を立てればOKですが、目的地設定が終わっていないのに計画だけで乗り切ろうとすると、海に行くのに水着を持たずに出発してしまい、一旦家に取りに戻る。みたいなことが発生します。
戦略的思考の無いリーダー
戦略的思考の出来ないリーダーは、主体的に仕事をしていません。だから、適切に部下の評価はできません。
なぜなら、何をなすべきかは、後出しジャンケンのように、その時になってからでないとわからないからです。
対人能力に強みがあるスタッフに、伝票整理をやらせといて、仕事が出来ないとか言っちゃいます。
このような上司の下についたら、ひたすらヨイショしてください。
彼らにわかるのは、自分に刃を向ける奴かどうかだけです。
貧乏くじを引かないように気をつけて、社外人脈構築にはげんで、好条件での転職をねらって下さい。
まとめ
自分がマネージャーになったら、戦略と計画の違い、情報の重要性をよく理解し、戦略的コミュニケーションを心がけて下さい。
失敗すれば、有能な部下から順番にいなくなります。
自分が部下の立場的ならば、戦略的コミュニケーションができない上司は、諦めて下さい。
ほぼ、何も見えてません。
以上です。