アイデアには余り価値が無い
カメ止め問題が見苦しい。
映画化は知っていたはずで、たいした話題にならなけりゃ、問題にもしなかったはず。
話題作になり、カネの匂いがしたとたん、原作表記を求める。
舞台というマニアックな表現方法ではたいした話題にはならず、映画化というメジャーな手法で表現されることで、そのアイデアに魂吹き込まれたんだってこと。
まあ、語れるほど詳しく知らないからなんとも言えないが、負け犬が上手く表現した人間に対して、「それ、俺のだから、金よこせ。」って言っているだけにしか見えないや。
そもそもアイデア単体には価値がない
ある起業家がいる。彼は、どんどん事業アイデアを出す。一見上手く行きそうな計画でもあるし、数値計画もそれっぽいものを書く。
しかし、そこで終わり。
資金調達に走ることもないし、実地調査をする事もない。
彼は今、社長という肩書ではあるが、飲食店設立の為の修行名目でアルバイトをしている。40越えて。
とても残念だ。昔は可能性に満ちていた。ただ、彼はアイデア自体に価値があり、アイデアを出せる自分自身に価値があるのだと勘違いしてしまったのだ。
残念ながら、アイデア単体では価値なんて無いのだ。
アイデアは具現化して初めて価値がわかる
アイデアは、具現化する前は単なる妄想でしかない。触れない。見えない。嗅げない。だから、それによりどんな事が起きるのか分からないし、価値があるのかも想像出来ない。
だから、そのアイデアを具現化する手法がセットで必要なのだ。
絵に描いて伝えようとする人や、動画を作成したり、文章で伝えようとする人もいる。
誰に伝えるのか?それは、「それ、面白そうだからやってみたら?金なら出すよ~」と言ってくれる相手だ。
アイデアか、資金か、具現化か
華僑はビジネスをはじめるときに、アイデアを出す人間、資金を出す人間、具現化する人間を集めてスタートをきるそうだ。
うん。理にかなっている。
こう考えた場合、スタートアップに絡むためにどこにチャンスがあるだろうか?
資金力がある人はそこから行ける。
具現化するスキルがあれば、それで絡むのも良いだろう。今でいうならば、プログラミングのスキルとかになるかな。
このどちらもなければ、アイデアを生み出せなければ、ならない。
イノベーションの種を見つける?
伝える係という穴場
私の知り合いで、このポジショニングで成功した人がいる。
そもそものアイデアも具現化力も社長さんが突出しているものの、まあ表現力がない。
投資家にも伝わらない。ユーザーにも伝わらない。
彼はここに入った。投資家に伝え、ユーザーに伝え。彼自身のアイデアや想いは、ゼロ。
それでも彼が表現しなかったら、投資家は金を出さなかっただろうし、ユーザーは使うことはなかったので、世の中にインパクトを与えることは出来なかっただろう。
だからこそ、彼の事をみんな評価すべきだ。
伏線の回収
さあどうだろう。ここまでよんでもらって考え方は変わっただろうか?
アイデアだけでは価値がない。