正しい手順書の作り方
1泊2日で半年間作られることがなかった手順書を作りあげました。
凄いね。とか言われても、全然凄くはない。
なぜなら業務手順は、すでにあるものだから。
規程とか手順書が作れない症候群
むちゃくちゃ仕事に偏った話なんだけど、規程とか手順書が作れない人達がいる。
彼らに共通しているのは、すごい規程とか、すごい手順書を作ろうとするところ。
でもね、そんなの存在しないのよね。
なぜかって、業務や作業はすでにそこに存在していて、ある程度安定しているから。
私は○○の専門家だからの罠
こういう内部管理系の人達って、自己紹介で私は○○のプロで…とかったり、○○を長年経験してきて…とか言うんだけど、そういう人はだいたい駄目だね。
なぜなら、本当にできる人は、わざわざそんなアピールしない。
うちの会社の顧問弁護士の先生とか、僕の5倍以上のスピードで文章とか書いていく(成果物の差は、5倍以上だけどね)けれど、わざわざ弁護士ですからとか、文章作成が得意でーとか言わないよね。
出来る人にとっては、全てがリソース
僕には絶対真似できないんだけど、彼らはやらない人をディスったり、絶対にしない。
なぜなら、彼らにとっては、すべての人達が彼らの仕事を完遂させるためのリソースだから。
やらないやつには関わらなかったりはするけれど、ディスらない。
そもそも、仕事ができるとか出来ないとか、あまり関係なかったりする。
人を活かすにはリスペクトしかない
例えば、Aさんは仕事が遅いとする。遅いけど、ちょっとだけ余裕のある納期設定をしたら、ある程度のクオリティーで必ず納期をまもる。
Bさんは仕事が出来る。けれど、納期は守らないし、クオリティーにもムラがある。
Cさんは、知識があり、プライドが高い。けど手が遅い。納期は守らない。
こんな時、Aさんはいいけど、BとCは駄目だね。とか言ってるのは、3流なのだ。
全員の強みを活かす!のが、正解だ。
BさんとCさんで、たたき台をつくり、Aさんに作業をしてもらうのだ。
出来る人は、これがうまい。
手順書を作る時の応用
手順書を作るときは、これを援用すればいい。現在の業務を熟知してる人と、法令などの知識がある人と、納期をまもる人。
まずはASISを文書にすることからはじめる。
そこから手順書を作ればいいのだ。
業務はある。
それを文書にする。
それで終わり。
TO BEは、その次のステップなんだ。
まとめ
自称すごい人を信用してはいけない。ほんとにすごい人は、自分のことをすごいとか言わない。