Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

えらい社長さんも知らないコーポレート・ガバナンス

久々にPCで記事を更新です。

最近、自己受容度が落ち気味でした。

簡単に言ってしまうと、「無力感」

今の会社では、内部監査人として仕事をしています。

内部監査をざっくりと説明をすると、目標を達成するためにリスクを取ったり、コントロールをしたりしている「営業部門」と、そのリスクテイク&コントロールの状況をモニタリングしつつ、想定の範囲内に収めるためのリスクマネジメントをしている「管理部門」それぞれが、合法的かつ合理的に機能しているかどうかを、独立した立場で評価するのが仕事です。

ちょっとイメージしずらいですが、誤解を恐れずに書いてしまうと、いい感じかどうかをウォッチする部門と思ってください。

もちろん、見ているだけでは仕事になりません。

うまく行ってないところを見つけて、助言とか改善を促したりするのが仕事です。

これ、難しいのが、「直接手をくだせない」ところにあります。

なので、例えば、営業部門に改善を促す際にも、何がイケてないのか。どんな基準に照らし合わせて意見を言っているのか。このままだとどんなリスクが有るのか。を全部懇切丁寧に説明します。

そして、監査を受けた部門が、この助言を聞き入れて改善に取り組んでくれて、改善が達成されて初めて、「貢献」できるのです。

実は、この数ヶ月間、ある部門の改善にかかりっきりで、我々からは、課題が超丸見えで、部長さんにも社長にも、このままじゃまずいまずいと何回も説明していました。

まあ、彼らの感度はあまり高くなく、

「そんなにめくじら立てなくても大丈夫。」

「今の優先課題はこちら。」

「個人攻撃はやめろ。」

だの何だの言われつつも、こんなに問題事項が伝わらないのは、彼の感度が悪すぎなの?俺の伝え方の問題?とか悩んじゃったりしてました。

ま、結局は、その部署の部長さんは、執行役員も兼務で、親会社から「スペシャリスト」として送り込まれて来た方だったがゆえに、僕らの指摘した内容で、本当は自分がなんちゃってスペシャリストであることがバレないように変な立ち回りをしていただけで、彼のケツふきで大変な目に合わされました。

東証一部の取締役とか言ってもこのレベルか

正直、2ヶ月も前から警鐘鳴らし続けていたにもかかわらず、こちらの話を聞き入れなかった社長も、鈍いのではあるが、よくよく考えると雇われ社長なので、組織をどう作るとか全然わかってないのは、仕方ない部分があるのかな。と思いました。

「なんだよー、やっぱりお前ら勝ててないもんなそりゃそうだわ。」

「東大卒だから知識はあるのかもしれないけど、机上の空論だけかよ」

そう思ってしまった自分もいました。

でも、そりゃそうか、組織をどうやって作るとか、やったことないとわかんないか。

そう思い直したとき、例えば、コーポレート・ガバナンスって何?とか、リスクマネジメントって何?とか、組織論、会議論、情報共有の仕組みづくり、内部管理体制の構築みたいなテーマは、本当にやってきた人間にしかわからないものだということを、改めて知ることができました。

伝えて行きたい

偉そうなことを書いていくつもりはないのですが、コーポレートガバナンスとか、内部管理体制をどのように作って行くかとか、リスクマネジメントの仕組みとか、いくらでも語れるので、これを誰かの役に立ててほしいなぁと思うようになりました。

IPOしたい経営者の方、これから管理部門を作って行かなきゃいけない人向けに、噛み砕いた話を暫くは書いて行きたいなと思います。

ほんと、さほど難しい話ではないんですね。

でも、弁護士さんが会社法を解説した本とか、監査法人の意見とか聞いていると、すごく大変なことをしなきゃいけないような気がして来ると思うので、検索のついでに、参考にしてもらえればと思います。

コーポレート・ガバナンスとは、組織づくりである

そんなに難しい話ではなく、コーポレートガバナンスも規模のおおきい組織づくりの話でしかないです。

小さい組織をうまくマネジメントできてた人ならばできる簡単なことの積み重ね。

難しいのは、強権発動し辛い点だけです。

明日以降、少し役に立てるような記事を書いて行きます。

ま、気が向いたら参考にしてください。