見えないセクハラ
内部監査という仕事をまっとうに出来ていると、びっくりするような相談が舞い込んで来ることがあります。
30代後半既婚者の危険性
またです。
30代後半既婚者男性の20代前半女性部下に対する私的な誘い。
その女性が誘われるのは理解出来ます。可愛いし人当たりもいいし、お酒も飲めるし。
でも、誘ってる側の男がびっくりです。
会社での評判は、まじめ、細かい、安定している。数ヶ月前に子供が産まれたばかり。
意外過ぎてびっくりしてしまいました。
40代実力不足男性のパワハラ
元○通最年少部長候補として、鳴り物入りで入社してきた男が、ちょっと残念な感じだったのですが、そのストレスを部下にぶつけていることがわかりました。
しかも、女性部下に対してです。
まあ、すごくざっくりというと、色仕掛けで社長を落として、言うことを聴かせろ。というものです。
頭悪いなと。
事実と意見のバランス
こういう話を経営に伝える時に気をつけないといけないのは、事実と意見のバランスであったり、意見のベクトルです。
やっぱりあれじゃないですか、娘に近いような年の子たちが、そんな扱いをされてると知ると、怒りがわいてくる。
許されない!だとか思うけど、それを監査人はやれなくて、
- こういう事実がある。
- これは、こういう法令、規定等に抵触している可能性が高い。
- 放置した場合、こういうリスクがある。
世の中にはクズがいる
しかしながら、こういう局面で、「様子を見る」という先延ばしを選択するクズ役員というのは、少なからずいます。
被害者が自分の娘や妹や奥さんだった場合でも、この人はこの選択をするのだろうか?
と信じられないのですが、多くの場合は、ただ単に想像力が足りず、政治力だけで偉くなったバカなので、あきらめるしかありません。
たまに、単なるサイコパスもいますが、彼らには、不要なリスクを抱える事があることさえ理解してもらえば、合理的な決断をしてくれます。
まとめ
こう考えると、僕が最近扱った案件だけで2件。両方とも先延ばしになったので明るみになっていない。ということなので、世間にはとんでもない件数の「見えないセクハラ」ってやつがあるんだと思います。
内部監査人がんばんないとですね。