ビジネスとは合気道だなこれ
別に自分、合気道を知っている人間ではないので、あくまでもイメージでしかないのですが、ビジネスって合気道。いや、人生って合気道だなと思います。
人は自分の意見に固執する
今日、様々な部門責任者との会議に参加したり、社外の人と話したりして、改めて認識したのは、人は皆、自分の立場、視点でしか発言しないし、人の話を理解しようとする人間は、希少。ということです。
まあ、そりゃそうよ。法務の人間は、どうしても法令等に引きずられるし、また、その視点での発言を期待されてる。
しかし、そこに固執してどうするの?とも思うのです。
プラス謎の癖
また、マウントを取るためになのか、自分の得意な分野で、自分が正しいと確信したときには、ちょっと挑発的な発言をする。
売り言葉に買い言葉がはじまり、そもそも何で話し合いがはじまったかを皆で仲良く見失う。
あー人間臭い!美しくはないけれど、面白い!!
人の話を聞く余裕
しかし、本当に楽しいのは、やはり人の話をしっかりと聞くことなのです。発言者の背景、思惑、欲望を想像し、ドラマを見るように話を聞きます。
そして、まるでその人が望んだかのような結末(その結末はあなたが望んだ結末なのだが)へ誘導します。
昔はこのような思想や振る舞いは、狡いというあまり良くないものと考えていたのですが、最近はこれこそが正解なのだと確信しています。
穿った見方というやつ
なぜならば、誰しもが自分の価値観によってしか、世の中を見ない事に気がついたからです。
であれば、その人が望んだと思える未来に導くのは、決して悪ではありません。
人の話をきちんと聞かないから、操作されるのです。とはいえ、ここでは「騙す」を推奨している訳ではありませんよ。ビジネスである以上、Win-Winが前提ではあります。
詐欺的情報商材屋のように、射幸心だけ煽ってなんて真似はしてはいけません。あれはゲスです。
離婚をちらつかせる不倫と同じです。
共感出来ません。
事例:さすがと言われたい取締役
例えば現職の内部管理管掌取締役さんは、若い女性社員から「さすが」と賞賛されたいセクハラ野郎です。
そのためには、ありとあらゆる策略を張り巡らします。
外部専門家にはへりくだりつつも、そこで得た知見を「知っていて当たり前。私が一番詳しい!」といったドヤ顔で、執行役員を詰める材料にする。
みんなが手を焼く厄介者でした。
しかし、彼は単なる承認欲求の塊なので、攻略は簡単でした。
私が取った手としては、
- 社内公認会計士による操作
- 社長秘書による操作
- 外部専門家による操作
この3つです。
彼は、この三者から褒め殺されます。その事で、無駄な社内攻撃が回避される。
人のありのままをみて、正しい合いの手を入れる
再掲になりますが、人生は合気道です。最強なのは、かわす。相手の力を利用して倒す。そもそも戦わないのが一番ですが。
そのためには、人の愚かしい部分を否定するのではなく、受けとめる事が必要です。観察してあぶり出す。
潰すのは大変なので、自ら無力化していく道に誘導しましょう!