Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

人事評価制度という悪夢

人間とは不思議なもので、ゲームのルールが決まると、それに沿って勝とうとするものです。

まあ、一部例外な人がいて、抜け道探すのに燃える人もいますが…

 

さてさて、こんな書き出しになったのには理由があり、今勤めている会社はベンチャー企業なのですが、自称人事のプロ達が、人事評価制度を導入したのです!

前Qはプロトタイプと言うことだったのですが、一切なんの変更も加えることなく、本番運用がはじまりました。

途端に無くなるモチベーション

例えば、社内セキュリティー強化に取り組んでいる部門。ユーザー側のアプリケーションの改善を担当している部門。管理系部門。

人事採用グループ以外のほとんどのメンバーのモチベーションがみるみるうちに溶けてなくなりました。

「課題を発見し、社内調整や技術的対応をして、理想型をどうやって作っていくかが楽しかったのに」

「目標を決めて、目標達成の為の仕事ってなんなの?」

「なんで俺の仮等級があいつと同じなんだ?」

「何をやっても100%達成が上限になっちゃうじゃないか!」

おそらく、この失策だけで、社内のパフォーマンスは、半分以下になったのではないでしょうか?

人事評価制度だけで?

YES.

社内制度なんて、運用次第だろっ!

という暴論も聞こえてきたりします。

しかし、ちょっと想像してみて下さい。

高いお金を払って購入した車が、20年前の中古車で50万キロ走ってる車だとして、これで、ワールドレベルのレースに出ろと言われたら?

自分の頭で考えるしかない

まあ、人事評価制度なんて、万人に正しい制度は作れないものだが、舐めてかかると痛い目にあう。

ぜひ、人事を生業にしている人には、肝に銘じて欲しい。