今に集中するも執着しない
未来は想像の中にしか存在せず、過去も遡る事は出来ない。
であるならば、今に集中しなければならない。今、得るべき結果にこだわらなければならない!!
と、言いたいところだが、今は、想像の中の未来と、過ぎ去った過去を結んだ線上にあるものだから、今の気分やおかれた状況、運、結果に一喜一憂し、結果に執着しても無意味だ。
過去から何を学んできたのか?どんな過去が今活かせるのか?集中して活かせる教訓を探し出すのだ。
そして当然、自分はどんな未来を望むのかも、明確にしなければならない。
一見矛盾するような、過去と未来。
これをよくわかることで、今何に集中するべきかを見いだす事が出来るのだ。
機を知る為には、何を待つべきかを理解していることが必要なのだ。
雨を待ち、雨音で足音を消して一気呵成に攻め立てるのか?
北風を待ち、火攻めにするのか?
冬を待ち、兵糧攻めするのか?
自分の得意とする戦法で勢いよく勝利するために、どんな状況が必要なのか。どれだけの準備をするべきか。
未来と過去と自分をよくよく理解してはじめて、待つべき「機」が見えてくる。
40歳を超えると、現実をありのままに観る(諦めにも似てはいるが)冷静沈着さが身に付くのだ。
口だけで何も動かず何も成せない人間がほとんどだ。社長の息子は、多少仕事が出来なくても社長になる。そんなもんだ。
幾ら嫉妬しても、疎ましく思っても、愚痴ろうがなにしようが、あなたの人生には1mmの影響もない。
あなたは、あなたの歩んできた過去と、あなたが望む未来の間にしか存在しないのだ。
望む未来に真っ直ぐに向かっているのか、過去に後ろ髪を引っ張られて、その場で足踏みし続けるか。今をありのままにみなければ、気づく事は出来ない。
自分の足は、望む未来に向かっていますか?
あなたが望む環境を手に入れた時、その行動をしますか?
今、自分と対話し、正しい方向へ進んでください。