Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

ベンチャーあるある

ベンチャーが内部管理体制を強化する過程においては、様々な小競り合いが発生します。

これまでは、直接社長に口頭で説明をするだけで、開発に着手出来ていたものが、ドキュメントを残さなきゃいけなくなる。

規定に沿った処理を優先しなきゃなんなくなる。

まー一言でいうと面倒くさくなるものなんです。

ふわふわしはじめる社内

それまでは、オープンな議論が推奨されていたのですが、「意志決定が遅くなった」「リスクをとる気がない」「従業員を大事にしなくなった」みたいな発言が目立ちはじめます。

さらには、様々な所で疑心暗鬼だらけになり、そして、社内はふわふわしはじめます。

転職活動を公言するものや、副業をはじめるもの、経営陣批判。

まあ、しゃーない。そーゆーもん。

流れを変えるポイントがある

ベンチャーにいる若者達は、若さ故の勢いがあり、ある流れができるとダーッとまあそっちに進んでいくもんです。

いい流れに乗ると強いんですが、悪い流れに乗ってしまったら、止められなくなってしまいがち。

悪い流れを変える為には、数名の「悪い流れを産んでいる」人間を止める必要があります。しかし、頭ごなしに止めようとすると、反発が生まれて、信頼が失われるだけです。

そこで、次のステップで対話をする必要があります。

  1. 信頼関係をつくる。(保身者じゃないという)
  2. 多くの選択肢を提示する。
  3. ポジティブな選択肢を自分達で選ぶまで、待つ
  4. ポジティブな選択がなされたら、次の行動を設定させる

簡単じゃないですけど、ざっというとこんな感じです。

人は感情で動くという事実を受け止める

人は、行動するときに、ほとんど感情に流されます。「なんか気が乗らないな」とか、「イヤだな」と感じている時には、ロジックでどう考えてもベストな選択肢でも、避ける傾向にあります。

特に、損をしそう。と感じていると、まあ、動かないものです。

そこで、感情を落ち着かせて、理性で行動するように持っていくために、選択肢は提示しても、選択は委ねます。

感情は行動に騙される

面白いのは、人は自分の判断に一貫性を持ちたがるという事です。しかも、一旦行動すると、感情もその行動に沿うものです。

だから、ポジティブな選択がなされたら、行動するまでモニタリングをする事が重要です。

いやなオヤジだなこれ

しかし、効果があるから仕方ない。

急がば回れ

人は変えれない。

腹黒いかもしれないけど、まあ、おっさんになるってこういうことよね。