Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

真の賢さを持つ

今年は期末賞与でるのかしら?

心配していましたが、それなりの期末賞与がでることになりました。

が、財務担当役員さんの伝え方が不味くて、逆に従業員のロイヤリティがびっくりするほど下がったのを見て、伝え方というのは大切だと良く理解できました。

どんなに素晴らしい学歴を持ち、困難な資格を保持し、高い理解力を持っていても、人に説明する力がなければ、賢いとは言えません。

そして、どんなに上手く説明できても、動機付けに繋がるような話し方が出来なければ、賢いとは言えません。

なぜなら、人が動かないからです。

話し方だけでいいのか?

難しいのは、話し方が上手いだけだと、単なる詐欺師、嘘つきになってしまう。というところです。

では、いわゆる中身ってどんな事を考えればいいのでしょう?

  • 実務に明るく具体的
  • 発想がユニーク
  • 名義大分
  • 論理的である

どれも良さそうではありますが、動く人と動かない人が出そうですね。

人が動く話の中身

人が動く時、理論と感情のどちらがスイッチになると思いますか?

良く「ファクトベース」で考えるといいます。事実に基づいて、様々なデータを分析し、意志決定する。

ただ、残念なことに、ファクトベースで決定すると言っていて、本当にそれだけで意志決定出来る人間は、数人しか会った事がありません。

基本的に人は感情で決めます。動きます。感情が全く動いて無いときは、ファクトベースで決めるか、先送りするかです。

では、何を伝えれば、どんな事を考えれば、人の感情に火をつけて、望ましい方向に向かってもらう事が出来るでしょうか!

Win-Win-Winを考える力

「あなた」と「私」の両方が納得する「Win-Winの考え方」はよく話題になります。

これに加えて世の中へのWinを考えるというのが、Win-Win-Winの考え方です。

ちょっとわかりづらいので、言い替えると、私のメリット。あなたのメリット。そして、大義名分を考える力と言い換える事ができる。

なぜ、これが人を動かせるのか?について説明します。

1.人は得したい

大前提として、人は得したい生き物です。これをやると得しますよ!という話じゃないと聞きません。

耳の痛い話をするときも、辛いけどこれをやれば、将来こういう面で得をする。とか、ここでイエスと言えば、俺の評価があがるな。

みたいな、得になることが見えないと、人は動きません。

2.それ以上に「自分だけ損」は絶対したくない

面白いことに、得するよりも、自分だけ損をさせられることからの回避の方が、人を動かす力は強力です。

なので、あなたにはこういう得があり、私にはこういう得がある。

と、自分側の得は何か?というのは、絶対に伝える必要があります。

???「俺もちょっとは得するけど、あいつはそれで大儲けするなんて許せない。絶対に協力しない。」

これが正直な気持ちです。

こうなってしまうと、どんなにロジックが正しくても、人はうごきません。

考える力が足りないと、ここまでのWin-Winすら怪しく、大きな自分のメリットは確保しつつ、相手の不安につけ込んだりするようなやり方しか思い付かず、バカを騙すことしか出来ません。

最低でも、あなたと私の両方が同じくらい得をする。ように考えて下さい。

3.人は、自分が得するならば、「良いこと」もしたい

もう一歩進んで協力者を動かすためには、世の中に良い影響がある。という大義名分がセットで欲しいところです。

この3つが論理的で良いバランスになっていれば、逆になにもしない方が損だと思い、動いてくれるようになります。

最もヤバいの

ちなみに、最悪なのは、私のメリット(親会社での高い評価)を隠しつつ、大義名分(今期の利益額が少ないが、まずは、お客様に還元したい)と相手の小さいメリット(少しはボーナスがもらえる)を極大化(最大限努力したからこそ、これだけでも出せるんだ!)して騙そうとする人間です。

むっちゃいる。