Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

コーポレートガバナンス体制は完全に整備完了したという大嘘

株主総会シーズン。表題のような事を言う経営者いたりすると思うけど、こういう事を発言する奴は大嘘つきだと覚えておいてほしい。粉飾決算も、まがいまではOKタイプだ。

まず、コーポレートガバナンス体制とはなんぞや?という話になるんだけど、広義のものと狭義のものとある。

例えば、取締役会と監査役会があって、リスク委員会とかそういうのがあって、あ、内部通報制度もあるよ!牽制出来る状態です!という形式的な整備。狭義のコーポレートガバナンス。まあ、こんなもんは頭全く使わなくても誰でも出来る事で、これをもって、「やりました」って胸はられても、あ、はい。としかならん。

次に広義のものがあって、戦略が立てられ、組織に周知され計画となり、リスクが管理され、コントロールが確実に実行されている。

取締役会の職務執行にかかる資料は、漏れなく保管されている。みたいな。

これ、完全に出来ている会社なんて、日本全体で十数社くらいだろう。

そして、もし、誠実にコーポレートガバナンスを重視しているならば、コーポレートガバナンスに「完了」とか「万全」なんて有り得ないし、内部管理体制の構築が完了した。なんて、言えないという事がわかるはずだ。

なぜなら、コーポレートガバナンスや内部管理体制の構築の中には、採用、育成が含まれるからだ。

採用の完了って?育成が万全な体制って?

方針を定め、試行錯誤の繰り返しちゃうんかい!!