Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

個別最適は悪意ではないが、全体最適を妨げる

今日は朝から3回もウ○コをしてしまい、自分に何が起こっているのかわからない雑談課長です。

 

今日は、昨日の予告通り、「全体最適と個別最適」についてです。

 

恐らく、個別最適ではダメだとか、全体最適の視点がないとか、皆さんは耳にしたことはおありだと思います。

 

そして、多くの中間管理職の方もそうだと思います。しかし、本当に多くの方が、全体最適と思いながらも、個別最適の追求をされています。

 

そりゃそうなんです。自分の担当する組織があり、数字も決まってたら、そりゃ個別最適になりますって。

 

メーカーで良くあるパターンが、営業部は、「特徴のある製品が無いから価格でしか勝負できない」といい、開発部は、「売り方が悪いから売れない」という。みたいな。

現場は、「人員補充が後手後手だから、現場に負担がかかる」といい、人事は「必要な人材の要件を明確にしてくれないから、採用が難しい」とか。

 

こういう明らかなもの以外にも、「営業会議に必要だから、今期の着地見込みを現時点情報に基づいて修正したものを提供してほしい」とか言ってきたりします。

 

これ、なぜ起こるかというと、全体的な視座が低いから起きるんです。何のために仕事をしているのかを見失い、手段が目的になると、部分最適になります。

ということは、そもそもの経営チームの視座が低いと、部分最適しか生まれないので、会社が小さいうちは上手くいっても、途中からうまくいかなくなります。

 

それで、馬鹿な経営者は、「創業初期は少数精鋭で成し遂げてきたのに、今のメンバーは実力がたりない。」とか、「ハングリー精神がない。」とか、「甘い」とか言い出しちゃうんですね。

 

本当に足りないのは、創業メンバーのビジョンだし、本当に無いのは、その会社の存在意義だし、甘いのはおまえ等の組織に対する考えなのにね。と思います。

 

では、どうすれば部分最適シフトを抑えられるかというと、「事業の目的」「達成ストーリー」を浸透させるしかありません。

 

経営チームが成し遂げようとしている最終目標を強く認識させるだけで、部分最適は抑えられ、全体最適の邪魔をしなくなります。

なぜなら、最終目標が明確になっているだけで、手段の目的化が少なくなるからです。

 

では、明日は、「視座ってなあに?」について、お話ししたいと思います。