起業家の立場で考える
コーポレートガバナンスを一言でいうと、経営陣だろうが、ちゃんと成果出してなければ、クビにされる仕組み。となります。
これがなかなか当然にならないのは、なぜだか考えてみました。
俺のおかげでしょ?
創業者はやはりこう思うと思います。あらゆるリスクを自ら取って、事業を成長させてきた訳で、今更他の仕事なんて出来ないし、俺がいないと駄目でしょ?と思うのでは無いでしょうか。
そして、この盛大なる勘違いは、創業期から勤めている古株役員&準役員たちも持ってます。
しかしながら、本当に自分が事業をドライブさせるために必要不可欠な人間だと思うなら、厳しいガバナンス体制を敷いても良いはずです。
もし、取締役を外されても、大株主な訳で、上場させたら、プロ経営者や、社外取締役・執行役員に託して、引退しても良いはずです。
非株主社長は、サラリーマンだ
では、非株主社長はどうなるのか?というと、サラリーマンに過ぎない事を肝に銘じるべきです。
雇い主は株主。実際は、委託者が株主で、受託者ということになりますけど。
恐ろしいのは、これまでの日本企業では、このサラリーマンが、自分の評価も報酬も自分で決めてきた。というところです。
少数株主だと、このサラリーマン社長の独断に待ったをかける事が出来ません。というより、株主が自分の投資した会社自体には全く興味がなく、株価しかみていないというのが実情です。
資本主義社会の生き方
現代の資本主義社会においては、経済的自由を手にする事ができるのは、少数の資本家で、格差は拡大するばかり。ということになっています。
だからこそ、新しい経済システムが必要だ!とは、私は思っていません。むしろ、労働者がちょっと節約して、ちょっとずつ株を買い集め、株主総会でガンガン質問していくようになればと思っています。
そうすることで、サラリーマン社長は緊張感を持って仕事をするようになるでしょうし、もう少し真面目に働いてくれるのではないかと思います。
若者よ!使われるな!
私は、日本がもう一度輝く為には、バブルオヤジ達みたいに、出世目指して同僚の足を引っ張ったり、罠に嵌めたりしてる連中が、早くいなくなることが必要だと思っています。
会社には、仕事をしにいこう!
セクハラ、パワハラとか、やってる暇ないじゃん?とも思います。
若者たちは、ぜひ給与全額消費に回すのではなく、投資に振り向けて欲しい。
ずっと使われる側でいないためにも。
バブルオヤジ達を踏み石にして、頑張って欲しいと思います。