戦略とは、戦いを略する。なるほど。
昨日テレビで誰かが言ってた。
戦略の略は、省略する事だって。
なるほどね。と思ったよ。確かにそうだね。って。
もちろん、知略という言葉もあるから、略すが省略はちょっと強引だし、考えを巡らせることも略で使うやーん。と否定も出来るんだけどさ。でも、ここは一つ、省略案を採用してみよう。
そもそも時間は足りない
そもそも、我々が何かを為すにあたっては、時間が足りない。時間が全ての制約条件になる。
もし自分だけ不老不死かつ時間を止める事が出来れば、たぶん、出来ない事はほとんどなくなる。
どんな資格試験だろうが、スポーツだろうが、クリアするのは簡単だ。
しかし、現実は違うよね。
限られた時間の中で、何かをやらなきゃいけないんだ。いつも。
時間が制約条件だからだからこそ
何をやるのか、やりたいのか。
得意なことをやるのか、苦手を克服するのか。
好きな事をやるのか、儲かることをやるのか。
限られた時間を使うからこそ、決めなきゃいけない。
一番まずいのは、決めずに全部のことをちょいちょいやることだ。
そう考えるとき、戦略省略論は、良い指針になる。
自分は、何を省略するのか?省略するというのは、重視しないということ。
それを、はっきりと決めてしまう。
お前、誤字脱字気にするな
昔、上司に言われた事がある。
上司「お前、資料つくるとき誤字脱字気にしなくていいぞ。8割で出せ。」
私「どういうことですか?」
上司「現場とコミュニケーションして、実行される可能性が高い案を作らせるのが、たぶんお前の得意な分野だ。そこに時間使え。誤字脱字のチェックは、○○さんの方が圧倒的に早い。」
私「いや、それだと○○さんに迷惑かけちゃうじゃないですか。」
上司「いや、そういう無駄な気遣いいらない。誤字脱字チェック必要なかったら、あの人はうちの部署にはいらない。むしろ、お前が提案書を書く案件数とスピードが上がれば上がるほど、○○さんの存在価値も上がるよ。」
この○○さんは、上司と私がその会社にいる間は、提案書の仕上げ役として、会社内でも頼りにされる存在になられたけれど、我々が退職し、提案書を書かなければならない立場になって、とても苦労をされているようだ。
安易な自己啓発じゃないぞこれ
こう考えてみると、どう時間を使うのかを決めるというのは、自己啓発Bookたちとは関係なく、本当に大切な事なのだと思う。
目標を決める!じゃなく、やらないことをまず決めなければならない。
ちょっとやってみて、面白みの匂いや雰囲気すら全く感じないような事は、やらない。