Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

チームの一員であれ!

神々の戯れでチームが疲弊

いわゆる「管理系」スタッフには、法務や経理やらの専門職的な人が多く、知識や経験が深まるに連れ、「自分が絶対に正しい」という人(ゼウス化)が増える傾向にあると思う。
そして、ゼウス達は、若手スタッフによる質問や、フロント部門からの問い合わせに対しても、雷を落とす事が多くなる。

みなさんも、
「○○さんは、結構細かいところにうるさいからなー」とか言われてしまっているゼウスに遭遇したことがあるのではないだろうか?
ゼウス達の全能感を支えているのは、彼らの知識や経験であり、現在の彼らの意見に対して質問する事は、彼らの過去すべてを否定する事だと捉えられてしまいがち。

同じプロジェクトに複数のゼウスが降臨してしまうと、目的の達成よりも、どっちのゼウスが真のゼウスかの証明合戦になり、議論が進まない事が多々ある。


何についての話でしたっけ?

神々の戯れがはじまったら、頃合いを見計らって、何について話しているのか?を確認してみよう。
神々は自分の意見の正しさを証明することにフォーカスしているので、何について話しているのか?という視点を見失いがち。
元々賢いので、そもそも何について話していたのか?という前提と、自分の主張とが噛み合っていないことには、ちゃんと気付いて、「○○という観点に限れば、アリかもしれない」という逃げ道に逃げ込んで行くだろう。

ゼウスを追い込んではいけない。

ここで、絶対に気をつけなけれはならない留意点を一つ。ゼウスは怨念を抱きやすい。

彼らが逃げ道に逃げ込んだ時に、「目的を見失わないでクダサイネー」なんて軽口を叩こうものなら、あなたの「仮払申請」や「稟議書」は、二度と一発で通ることは無くなるだろう。

それでもゼウスは必要

なんか、いいとこ無しのような書き方をしてしまったが、チームには絶対にゼウスが必要である。改正された法律の施行日やら、官庁への届出必須事項が何やらを一々覚えてはいられない。彼らは(いつまでに)やら、(どこどこ宛に)やらを覚えさせたら天下一品だし、○○の件っていつでしたっけ?とかっていう質問には滅法強い。

あなたが目的を達成するためには、強力な助っ人だし、大切なチームの一員である。
メンバーが居心地良く、楽しく働く為には、あなたが良きチームメンバーとして、ゼウスの居心地のよい空間を作らなければならないのである。

ちなみに、全く賢くないゼウスがいる場合は…賢いゼウスをアサインしよう!!(笑)