働き方改革は、稼ぎ方改革だ
子会社のある社員は、月に60時間の残業をし、その残業代が無くなると生活が立ち居かないらしい。可哀想だが、法律上毎月60時間の残業をする事は出来ない。
僕のデスクの隣の部下は、残業ゼロだが帰宅後せっせと動画投稿を続け、月に10万程度の副収入を得て、それを投資に回し、もうまもなく給与所得と同額の副収入を得る状況にあるそうだ。
働き方改革はいいけれど、残業代が稼げなくなる。という人は、割と多い。しかし、それは給与所得だけを考えた場合だ。
おそらく、発想の転換をすべき時が来ている
ひとりひとりが時間の使い方を真面目に考えなければならない。
これまでの「会社勤め」は、時間を投下すれば、昇進と所得をダブルで得ることが出来るという楽な選択肢であった。
しかしながら、ホワイトカラーの生産性が意識され、残業の割に成果が出せない人間は、徐々に排除されてしまう。さらに、その競争は残念ながらグローバルになりはじめていて、自社で総務経理のスタッフを抱えるより、カンボジアでBPOを手掛けている会社に委託したほうが、正確で安いという時代は既に訪れている。さらに、その次はAIとの競争だ。
どうやって生き残るか?
選択肢は様々だが、稼ぐのならば、「価値」を出来るだけ多くの人に届ける事が必要だ。
では、その「価値」を決めるのは誰なのか?それは、その情報を受け取る側だ。
情報に価値があれば、ブログ、有料メルマガ、セミナー、イベント運営などマネタイズの方法は、過去に比べて多種多様になった。
稼ぎ方改革は、既に準備された。
あとは、働き方改革だ。私達は、意識を変えなければならない。勤め先で上司の指示にそって事務処理をする事や、勤め先の製品を売り込む事だけが「はたらく」ことでは無いのだ。
あなたがした問題解決を、同様の問題に困っている人に共有すること。
あなたのかわいい「ペット」の可愛さを伝え、「ペット」が飼いたくても飼えない人の心を癒やすこと。
肥料のやり過ぎで枯らしてしまった芝生を復活させるまでの取り組みを記録して、同じ失敗をした人に、立ち向かう勇気と指針を示すこと。
あなたの心の中だけにあった経験を共有する事で、誰かに何かを提供する事。つまり、はた、らく。を実現する事が、働き方改革なのだ。
そのためには、今、目の前のことに全力で集中しなければならない。
気づきをメモに残しながら、没頭しなければ価値ある経験は出来ないのだ。
なんとなく時間を過ごしていてはもったいない。全力で仕事をして、全力で遊んで、完全な休養をして、それを発信して、稼ごう。