響かない言葉
人に何かを伝えるというのは、とても難しい。本人がその気になっているところに、ちょっと背中を押すような言葉をかける事は出来るけれども。
人なんてそんなものかもしれない。
他人にあーだこーだ言われて、盲目的に従う人なんて、何の魅力もない。
だから、高いコミュニケーション能力とは、「ちょっとやってみようかな?」という雰囲気、環境、ノリ、ムードを作り出す事だ。
ということは、言葉とか理屈だけではない。
声のトーン、スピード、声質だけでなく、はなす場所の明るさ、香りみたいな者も全て、コミュニケーションに欠かせない。
詐欺師が金を騙し取るために、あの才能を使っているが、営業や、教員、政治家にも欠かせない能力だ。
では、どうやって総合コミュニケーション能力を磨くか?というと、メタ認知だと思う。
このような能力を持つ人にのせられつつも、客観的に「あーこのトーンではなすのか」とか、はなす場所の雰囲気とか、出来るだけ沢山の環境要因をキャッチするのだ。
人には「キャラクター」というのがあるので、完コピは非効率だけれども、いわゆる上手い奴が、どのように人を動かしにかかるのか?というのは、学びとる価値がある。