年賀状、手帳、日めくりカレンダー
2017年もあと2ヶ月。書店では、年賀状、手帳、カレンダーの特設コーナーに様々なタイプのものが売り出されている。が。
今の主流は?
うちの娘たち(中学生)に、これらについて聞いてみると、年賀状は、わざわざハガキとかいらないと。tweetするか、LINEするらしい。
手帳についても、ノートに自作するやり方をYouTubeで見つけたから、それを使ってみるらしい。
カレンダーについては、timetreeというカレンダー共有アプリで、家族全員の予定がすでに共有されている。
伝える必要があるものは、アプリで。記録するものは手書きで。という感じである。
手段が増え、最適化へ
子供たちは実に素直に手段を選んでいく。手帳も手書きをして、かわいく出来たら、インスタに乗せるんだと。
ただ、これらについて、お金が全く動いていない。(裏側で大人たちが広告費のやりとりはしているだろうが)
サービスの対価として、お金を支払うという感覚がないのだ。そのせいか、新しいアプリやWebサービスを試しては辞め、試しては変えている。そして、最も使い勝手の良いものに落ち着く。
無料で仕事するな議論
例えばデザインとか、コンサルとか、無料でサービス提供が求められる事に対して、プロに対して失礼だ。とか、無料で仕事をする人間がいると、単価が落ちるからすべきではない。という議論があるが、たぶんそのうち子供たちが遊びの延長で受注する世界が来てしまうと思う。
もしくは、発注者側が明確なイメージと、それを伝えることのできるスキルがあれば、人件費のやすい国に発注する事も出来るだろう。
流れは止められないのではないか?
では、何が仕事を得る決め手に?
誰かのイメージを再現する事ではなく、コミュニケーションを通じて、発注者の潜在的ニーズを探り当て、コンセプトを導き出すような仕事は、子供たちには難しいだろう。
わかってるぅ!ってやつね。
それ以外では、本当に細かいところまでこだわった独自の世界観かな。
唯一無二か、豊かな知見か、あとは人間的魅力くらいか。
空気を読むより、自己との対話
たぶん、我々の世代までは、空気を読み、周りに合わせられる能力が重宝がられた。
残念ながら、その時代はもう終わったようにしか思えない。
自分軸を持って、衝突しないようにしながらも、自分のやりたい事を表現していく能力が必要なのだ。
ただ、この自己との対話は本当に難しい。
借り物の価値観や、親からの躾で持たされた価値観に惑わされる。
自分の価値観をどうやってみつけたか?
いつかは、この方法を書けるようになりたい。