Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

どんな人生を選ぶのかは自分次第

現在、九州に出張で来ています。

 

予定していた仕事も順調に片付き、ホッとしたところなのですが、次の出張準備もあり、少しバタバタしています。

 

こうして、勤め仕事が忙しいと、オフタイムになった途端に、無駄なことに流されている自分に気がつき、ハッとします。

 

夕食時に勤め先の後輩から、将来的には何をしたいんですか?と聞かれました。

 

私は、ただ漠然と、一生懸命頑張ってる人が報われるサポートがやりたいんだと応えました。

 

「具体的には、どんな属性の人ですか?」

「どうやって?」

「いつぐらいまでに?」

「どのくらいの規模で?海外も?」

 

素直でまっすぐな後輩と向き合い、私は気づいていました。漠然とし過ぎている。これは、夢であって目標じゃない。

 

この場でも、漠然としたことしか書けていません。

 

ひとりで風呂に入り、自問自答して、思いました。私はいきなり5年後の自分を描く力がまだありません。だから、毎日考えよう。そして5分でも良いから、自分が貢献したいと感じる人のために行動しよう。

 

まだ枯れる訳にはいきません。

 

 

 

 

 

COSO-ERM -Aligning with Strategy and Performance-の業務への適用について

久々に、ガッツリ業務よりのネタで。

 

表題にした、新COSO-ERMについてですが、まだ日本語訳がありません。

しかしながら、このフレームワークは非常に有用な気がしています。

 

これまでの記事で書いているとおり、多くの日本企業において、国際水準に追いついていないのは、まさに、マネジメントレベルだと感じているからです。

 

おそらく、オペレーションレベルでは、原則への対応含め、それなりに出来ているのですが、リスクの把握も含め、経営レベルでの戦略目的、企業風土、リスクアセスメントが出来ていないのが日本企業であると推察しているからです。

 

まだ自社への当該フレームワークの適用は、検討すらしていない状況ではありますが、社内提案、教育含め今後トライアルして行きますので、進捗や結果共有をここでしていきたいと思います。

 

ちょっと使い勝手が悪いなあと感じるのは、米国の取締役会と、日本の取締役会だと、スタイルやスタンスが違うので、そのまんまは使えないという点ですね。

 

どなたか事例をお持ちのかたいらっしゃったら、意見交換したいです(笑)

 

 

 

親父と話して

昨日、久々に父と話しました。

今年で70になり、色々と思うところがあり、話をしてきたのだと思います。

父が私に伝えたかったのは、次の3つの事でした。

 

1.何者かになろうとするな。平凡に暮らせるのが一番良い。

2.周りの人達に感謝しろ。

3.人との出会いを大切にしろ。

 

私の父は、決して成功者ではありません。しかしながら、私と弟ふたりの男三人を育てきった男です。大学に進学するために私が上京したばかりの頃は、父のような生き方は無しだと考えていましたが、最近は、それも一つの芯のある生き方だと感じることも多くなりました。

 

父の教え

(1)何者かになろうとするな

これは、自らの強みに根ざし、オリジナリティを発揮し、自分にしか出来ないことをやれ。という事だと思います。そうすれば、最低でも「平凡」にはなれる。

何者かになろうとするというのは、他者になろうとするようなものであり、それでは平凡な成果ですら生み出せないということではないでしょうか?

 

(2)周りの人達に感謝しろ

これは、子供の頃から変わらない、ウチの父の口癖のようなものです。感謝を言葉で表現するのは、照れくさくもあり、難しいかも知れないが、気持ちを持っているならば、行動に現れる。ひとりで何でも出来ると思っていれば、それは行動にあらわれ人は離れる。感謝の気持ちを持っていれば、人が集まる。

この話はあまりにも何度も聞かされたため、ほぼ、私の座右の銘のようになっています。

 

(3)人との出会いを大切にしろ

これはビックリでした。ウチの父は基本的に出不精で、会社にも地域にも友人がいるようなタイプではなく、お世辞にも人との出会いについて、何かいうタイプでは無いからです。

しかしながら、父にはこれまで3人の人生を変える出会いがあったそうです。

詳しくは語ってくれませんでしたが、人生を大きく変えるのは、人との出会いと付き合いだそうです。

 

よく、自分のレベルは、現在付き合っている5人の平均だ。という話がありますが、真実であるかもしれません。

しかしながら、よく聞く解釈としては、社会的な影響力とか年収とかって話ですが、私は価値観とか、生き方のレベルなんだと解釈しています。

 

なぜ、今父とこんな話をする機会があったのか?自問自答して、活かしたいな~と思いました。

超有名ブログに大賛成!!

誰もがみんな知っている。超有名Blogの今日の記事にしびれました。

 

d.hatena.ne.jp

 

勝手にリンク張って大丈夫なのか不安ですが、まあ、PVも小さい雑魚ブログなので、大丈夫でしょう!!

 

社会の生産性を上げるため、廃止を目指して検討を始めるべき10個の社会制度

 

 

という記事を読んだのですが、この記事であげられている10個(正確には9個)のものについて、激しく同意なのですが、特に「通勤」について、言及したいと思います。

 

みなさん、通勤してますかー?

私はしています。片道約2時間も(笑) 1日4時間は通勤時間です。

もうすぐ10年になります。

海外出張に出ていることもあるので、年間180日くらいは通勤していると思いますので、4時間×180日×10年=7200時間=300日。

恐ろしいですね。

 

でも正直、この「通勤」というムダな制度は、なかなかなくならないと思います。

会社にとって、いや、経営者にとって、いや、中間管理職にとって、

社員は通勤してもらわないと困るからです。

 

だって、評価しなきゃいけないけど、何をどのように評価したら良いか、すでに見失ってるんだもの。

通勤してくる社員がいれば、生産性はともかく、遅刻しないやつ、ちょっと早めに来るやつ、残業するやつが見えるので評価することは可能です。

 

でも、評価を生産性やら成果物でしようとすると、ちゃんと見なきゃいけません。仕事を。そしたら、化けの皮が剝がれるんです。自分の。PDCA回せとか言ってるけど、一番回せてないの、俺だ。そもそもPlanなんてしたことない。

―こんな中間管理職がゴロゴロしてます。

 

「労働生産性の国際比較2016年版」を公表(日本生産性本部) - 日本商工会議所

 OECDデータに基づく日本の労働生産性水準(就業1時間当たり付加価値)42.1ドル(4,439)で、OECD加盟35カ国中20位だった。

 

この原因、中間管理職です。間違いなく。生産性ゼロ中間管理職、むっちゃいます。

よく聞く話だと思うんです。この手の中間管理職問題。

でもそのたびに、擁護する意見が絶対に出てくるんですが、企画書1枚も書けない中間管理職、ゴロゴロいませんか?

だからこそ、そんな彼らの仕事した気分を支えるためにも、「通勤」はなくならないと思います。これをつぶすのも、氷河期世代の宿題だと思います。

 

「通勤」以外に何があるでしょう?

僕は、J-SOX、ISOも無駄だと思います。J-SOXも実務上だと意味不明なことがあるんです。「承認証跡はシャチハタでも構わないので、紙にハンコを押したものにしてください。電子印は認められません。」とか、本当にあるんですよ!

 

ま、一言でいうと、「誰かの仕事を作るためにやっている仕事」は、ほんとうに早くなくすべきだと思います。

 

 

 

 

 

書いたことが必ず実現できる魔法のノートの育て方(3)

みなさん、魔法のノート育ててますか?

 

自分のやってきたことで、少しずつノートが埋まってきてると思いますが、いよいよ魔法の力を注ぎはじめる時がきたようです。

 

これまでは、100%出来ることを書いてきたと思いますが、今日からはその中の一つだけ、ちょっとチャレンジが必要なことを入れてください。自分の夢に向かうための、ちょっとチャレンジです。または、ちょっとめんどくさいことですね。

 

まだ、私は成功者などとは言えない状態で、どちらかと言うと、足掻いてる側です。

しかしながら、いつくかの不可能は、乗り越えて、可能にする事が出来ましたし、修羅場回避も何度か経験しています。

 

そのときそのときは必死で、効率的かつ効果的な行動のみを実行できた訳ではありませんが、振り返って考えてみると、物事が上手く運んだときは、毎日新しい行動をしていました。

 

 

 

 

就職氷河期世代の使命

製造メーカーの経営陣はヤバい・・・っていうかアウト?

シャープに続き、東芝も、風前の灯火のような感じになっていますね。

現在、経営のすぐそばで仕事をしていて感じるのは、50代、60代の取締役および執行役員には、いわゆる「ヤバい人」が多いなーということです。

 

今の50代、60代の方々は、就職活動の時期が「バブル時代」だった方だと思います。ですので、これは仕方がないことだとは思いますが、景気が良いので、「自分の頭で考えなくとも、長時間働いて、ゴルフやキャバクラでの接待を頑張れば成果がでる。」という環境で生きて来られたのだと思います。

その結果、どんな人物が出来上がったかというと、

① ゴルフ=仕事

② キャバクラ接待=仕事

③ 海外出張=お客さんと✕✕なお店に行く=仕事

④ 今季着地見込み×1.2=来期予算

⑤ 稟議書にはんこを押す(ただし、添付資料はみない)=仕事

みたいなビジネスマン(笑)です。

 

これって、今の会社だけの特殊事情なのかなーと思っていたのですが、どうやらそうではないようです。

 

悪口を書きたいのではありません。実態を書きたいのです。

 

例えば、某自動車メーカーの元上級経営者であられたの社外取締役の方。

この方のお仕事は、気付き事項を「メモ」と称して、どっかの本に乗ってるような講釈と過去○○○では、こうしましたよ。みたいなことをワードに書いて、管理本部長にメール送信することです。

取締役会ではほぼダンマリです。まあ、月5回きて50万もらえる仕事は手放したくないですもんね。

ちなみに、管理本部長さんは某銀行からの転籍組の方なのですが、この方のお仕事はもっとすごいです。この受け取ったメールを、ほか経営陣に転送する。以上。

両名とも60代であられます。

たぶん、時代が許してきたんですよね。でも、流石にこんなのじゃ勝てない。

だから、有名メーカーでも危うくなる世の中になってきているのだと思います。

 

では、お先真っ暗なのかというと・・・なんとかなるとは思う

これまでの話だけだと、完全にお先真っ暗状態なのですが、そうでもないんですね。

役職で言うと、主任クラスのいわゆる氷河期世代以下の年代は、頑張ってくれています。

特許出願件数も、新しいマーケティング施策の企画も、40代前半~30代後半のメンバーが主となって、動いております。

 

おそらくですが、この世代が上級経営層になる頃には、すこしまともになり始めているのではないかと思います。

 

いわゆるIT系のベンチャー企業出身の会社とか、経営陣が若いですもんね。

 

でも、本当に氷河期世代がつらいのは、これから

これまで、さんざん「ぬるま湯で無能にされてしまった2世代」による、無策経営が破綻しないように、縁の下で支え続け、自分たちが経営層になる頃には、有能な若手を登用しなければ勝てない世界になっており、もらったバトンをすぐに下の世代に渡さないといけない。

 

でも、この有能な人間に活躍の場とそれに見合った報酬を渡せる社会を作ることが、氷河期世代の使命だと思います。

 

我々の世代は、さっさと次の世代にバトンをわたしつつ、ソーシャルワークに取り組んで行くほうが良いのだと思います。

 

 

 

 

 

内部監査について

内部監査の意義

今日は、メモ書き程度に、自分がこれまで携わってきた「内部監査」という仕事について書いていきたいと思います。

 

大前提として、内部監査という機能ですが、上場を目指す会社においては、内部監査体制の構築は、必ず行わなければならない事項です。理由としては、会社に自浄能力を持っていることを示す為であり、客観性を持っていることを示すためでもあります。

私が、内部監査という仕事に従事することになったのも、上場準備をしている会社に入ったからで、

もし、上場をしないのであれば、業務監査を行う内部監査はあってもなくても構いません。

では、なぜ、上場審査では、内部監査の機能を会社が有していることを重視するのでしょうか?

 

上場企業に求められること

皆さんは、上場している会社にどんなイメージがありますか?

売上が大きい。儲かってる。こんなイメージと同様に、内部管理体制がある程度しっかりしている会社であるイメージがあると思います。

ですので、内部管理体制については、最低限「これだけは」出来ていなければ、しっかりしていると評価されないラインというものが”暗黙の了解”として存在します。

 

では、最低限「これだけは」とはどんなことでしょうか?

これは、「自己管理がしっかり出来ている人」と同じようなことを求めれば大丈夫です。

自己管理が出来ている人というのは、PDCAを回して業務に取り組めている人だと思います。

では、これを会社に当てはめると、

① 経営理念があり、長期ビジョンがあり、中期経営計画があり、年度予算がある=計画(Plan)できる

② 数字が出ている=実行力がある(Do)
③ 内部監査を行っている=チェック機能がある(Check)
④ 対策している=監査指摘事項が期中改善されている(Action)

ということになります。

これらは、J-SOXへの対応準備(全社的な内部統制)でも問われる事項です。

J-SOXでは、内部統制においては、統制環境・統制活動・モニタリング・情報と伝達・リスクの評価と対応・ITへの対応という6つの基本的要素からなるとされています。

これらの構成要素をPDCAに分けてみると、

① 統制環境&リスクの評価と対応は、計画(Plan)についてのこと

② 統制活動は、実行(Do)について

③ モニタリングは、検証(Check)について

④ 情報と伝達は、対策(Action)について

となります。

つまり、上場会社に求められる、最低限「これだけは?」とは、このPDCAのサイクルが回っていることを示すことになります。