上手い運転は状況によって異なる
私達は、メキシコからアメリカに抜けるため、国境に向けてひたすらアクセルを踏んできた。これまでに必要だったのは、いかに事故を起こさないように気をつけながら、スピードを出して走り抜けるかだった。
私達は、運良くメキシコを走り抜け、どうやらアメリカに入国する事ができた。
入国管理官から言われた。
「ブラザー。ここからはアメリカだ。今までの走り方じゃあダメだ。交通ルールを理解して走らないと駄目だぜ。」
しかしながら、運転手コビーは一向に走り方を変えようとしない。間もなくポリスに捕まった。
「お前ら入国の時に言われただろ?ここはアメリカだ。アメリカのルールで走れ。出来なきゃ豚箱にぶち込むぞ!」
さあ、君ならどうする?
出来るのは、運転手を変えるか、車から降りるか、運転の仕方を教えるかだ。
「コビー。車にはブレーキってやつがついててな…」