Focus notes

幸せに生きるためには、戦略的コミュニケーション技術が必要なのです。

病んだ男

健康とは、肉体の健康ばかりではありません。精神的に病む。という事態も起こり得ます。

 

ある同僚が、今度転職する事になりました。正直、労働条件は悪化し、年収も大幅ダウンです。

 

それでも彼は、部長という肩書きと経営者の人的魅力で、転職を決めました。

 

私は、あー精神的に病んでいたのだなと思いました。

 

彼のおかれている立場は、非常に悲惨でした。メインバンクから落下傘で降ってきた実務が全くわからない担当役員と、実務が全くわからない部長の下で、3名の部下を指導しながら、上役がノールックで判子押しても問題ないようにダブルチェックを徹底し、これまで耐えに耐えて働いて来ました。

 

もう嫌になったのだそうです。

 

辛かったのだと思います。

 

しかしながら、この判断は病んでいたからこその判断だと思います。

なぜなら、

  1. 劣悪と自分が思う環境から脱出するのが目的である。
  2. 次の職場での職務内容や職責が今と変わらない
  3. 転職を機に、なにかはじめようと思っているが、それが何かはハッキリとしない。

 

私ならこうする

  1. 上司にノールックをさせないために、適度にミスを仕込む
  2. 他部門や他会社同職種の人間と問題解決のコミュニケーションや勉強会をする
  3. 何をやりたいか、なにをやりたくないか、言語化する

 

その理由

まず、今の状況は周囲の依存による業務負荷の偏重が、解決すべき課題だと想定します。

最悪の状況を脱出できれば、考える余裕が作れます。

考える前に脱出してしまうと、脱出経路も曖昧なので、新たな山賊に捕らわれてしまう可能性が残ります。

理想の状況を定義し、できれば、リカバリープランも持つべきです。

 

リカバリープランまで考えると、実は強制的に環境を変えなくとも、出来ることが有ることに気がつきます。

 

それで、自分の目的が達成出来るのであれば、わざわざ辞める必要はありません。

 

ただ、自分に求めるものを低く定義してしまうと、ホントにダメになってしまうので、プライベートや副業を本気でやるべきです。

 

依存はしてもされても、精神的なダメージを受けます。依存されそうになったら突き放し、自分が依存しそうになったら離れる。

 

自分は昨日の自分より成長できているか?やりたい方向にむかってるか?意志決定に○○さん次第では…とか考慮してないか?

 

誰かの助けがなければ、人は独りでは生きていけませんが、この人と一緒じゃないと生きていけないとか、俺がいないとこの部署はうまく行かないという状態は、健康的ではありません。

 

実際は、気付かないままに依存関係に突入するのがほとんどなので、難しいとは思いますが、アラームをならすポイントは決めておいた方が良いと思います。